花粉症のお薬(第一類医薬品)

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今年は辛そうですね。早めの対策が肝心です。

昨年の猛暑により、2011年は花粉の飛散が非常に多くなるようです。昨年の10倍とも言われていますので、今年から花粉症になり始める人も出てくるかもしれません。

まずは、花粉を浴びないことが第一。
日中、1~3時までの花粉が飛ぶピークの時間はなるべく外出を避ける
外出時は、マスク、ゴーグル、帽子を着用。花粉がつきにくい服を着る
帰宅時は、洋服をはたき、うがい・手洗いをする

などの工夫をしましょう。屋内では、空気清浄機やこまめな拭き掃除なども有効です。その他、体質改善としてヨーグルトや、花粉症に効果のあるお茶などの摂取で工夫している人も多いようです。

でも、どうしても辛い時は、薬を使うという選択肢があります。今回は、薬局で購入できる花粉症薬の中で、第一類医薬品に分類される市販薬をご紹介します。なお、今回ご紹介する第一類の鼻炎薬の成分は、これまで処方せんが必要だった成分が市販薬で売られるようになったお薬です。
(注:第一類医薬品は、医家向け(処方せんが必要)の成分が市販薬になったスイッチOTCなど、使用に注意が必要な薬が当てはまります。そのため、薬剤師がいる薬局やドラッグストアでのみ購入が可能です。購入時は、薬剤師からの説明を受けて不明点をなくし、正しく服用してください。)


注目!今年新発売の薬 (鼻炎薬)

■ コンタック鼻炎スプレー<季節性アレルギー専用>(GSK)
■ ナザールAR<季節性アレルギー専用>(佐藤製薬)
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コンタック鼻炎スプレー
<季節性アレルギー専用>
(グラクソ・スミスクライン)

  • 成分:ベクトメタゾンプロピオン酸エステル
  • 効能効果:花粉など季節性アレルギーによる次のような症状の緩和:鼻づまり、鼻みず(鼻汁過多)、くしゃみ
  • 使い方:1日2回(朝夕)、左右に1回ずつ1噴霧。1日最大4回まで(8噴霧)可能ですが、使用間隔は3時間以上おいてください。
症状が改善しましたら使用回数を減らしてください。症状が再び悪化した場合は使用回数を増やすようにしてください。 (1週間使用して症状が改善しない場合は、医療機関を受診してください)
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ナザールAR<季節性アレルギー専用>(佐藤製薬)


季節性アレルギー専用の点鼻薬です。キャップを取って、鼻にノズルを少し奥まで入れて、シュッとスプレーします。成分は、抗ヒスタミン成分が入ってないので、眠くなることはありません。鼻粘膜の炎症を抑えたり、血管を収縮させることで鼻づまり、鼻水を抑制します。

注意点としては、効能jが「花粉症などの季節性アレルギーによる症状の緩和」となっておりますので、1年間に1ヶ月以上を超えて使用しないでください。
また、慢性鼻炎(通年性の鼻炎)の人は、医療機関を受診しましょう。

点鼻薬というと、使ったことがない人はどうしても抵抗があるようです。鼻が痛いのではないか、液が垂れてくるのではないか…など、不安はあるでしょう。でも、最近の鼻炎薬は、シュッと鼻の奥の方まで細かい粒子で噴霧されますので、そのような心配も少なくなっています。全身性の作用はありませんので、鼻の症状だけが気になる人は、選択肢の一つに入れてもいいのではないでしょうか。


鼻炎用の内服薬

■ パブロン鼻炎カプセルZ(大正製薬)
■ ザジテンAL鼻炎カプセル(ノバルティス ファーマ)
  • 成分:ケトチフェンフマル酸
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    パブロン鼻炎カプセルZ
    (大正製薬)

  • 効能効果:花粉、ハウスダストなどによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻水(鼻汁過多)、鼻づまり
  • 使い方:1回1カプセル、1日2回朝食後及び就寝前 (15歳以上) (一週間以上使用しても症状が改善されない場合は医療機関を受診してください)
※こちらの2製品は、2011年1月7日より第2類医薬品になりましたので、薬剤師がいない薬局(登録販売者がいる薬局やドラッグストア)でも、購入できます。
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ザジテンAL鼻炎カプセル
(ノバルティス ファーマ)



こちらの成分は、3つの作用があります。

1. アレルギー反応に関係するヒスタミンが受容体にくっつくのを抑えて、くしゃみ・鼻水などのアレルギー症状をおさえる抗ヒスタミン作用
2. アレルギー症状を引き起こすヒスタミン、ロイコトリエンなどの物質が免疫細胞から体内に放出されないようにする抗アレルギー作用
3.鼻の粘膜の炎症を改善して症状を改善する抗炎症作用

注意点としては、15歳未満の小児は服用できないことと、人によっては眠気やのどの渇きがでる場合があります。

■ アルガード抗アレルギーカプセル(ロート製薬)

  • 成分:エメダスチンフマル酸
  • 効能効果:1.花粉、ハウスダストなどによる次のような鼻のアレルギー症状の緩和:くしゃみ、鼻水、鼻づまり 2.じんましん、湿疹・かぶれによる次の症状の緩和:皮膚のはれ、かゆみ
  • 使い方:1回1カプセル、1日2回朝食後及び就寝前 (15歳以上) (鼻炎の症状では1週間、皮膚の症状では3日間使っても症状が良くならない場合は、服用を中止して医療機関を受診するようにしましょう)

    こちらも、抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用があり、鼻水などのアレルギー症状に効果があります。
    この薬の特徴として、皮膚の症状にも適応があります。花粉やハウスダストなどのアレルギー物質が鼻や眼だけではなく、皮膚に付着すると、アレルギー反応を起こしてかゆくなったり湿疹ができたりすることがあります。2月~5月ぐらいの花粉症の時期などに、皮膚がかゆくなる人は、もしかすると花粉による湿疹かもしれません。

    注意点としては、こちらも15歳未満の服用はできないことと、眠くなったりのどが渇くことがあるかもしれません。

    ※内服薬は、症状が酷くなってからよりも、症状が出始めたかな?という少し早目の時期から服用すると、花粉飛散のピーク時に症状の悪化を防ぐことができます。

     

アレルギー用の点眼薬

■ ザジテンAL点眼薬(ノバルティス ファーマ)
■ アイリスアレスト(大正製薬)
  • 成分:ケトチフェンフマル酸塩 アレルギー用点眼薬
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    ザジテンAL点眼薬
    (ノバルティス ファーマ)

    airis

    アイリスアレスト(大正製薬)

  • 効能効果:花粉、ハウスダストなどによる次のような目のアレルギー症状の緩和:目の充血、目のかゆみ、目のかすみ(眼やにの多い時など)、なみだ目、異物感
  • 使い方:1回1~2滴1日4回朝、昼、夕方及び就寝前点眼(一歳未満は使用不可)  (一週間以上使用しても症状が改善しない場合は医療機関を受診してください)

    前述のような抗ヒスタミン作用、抗アレルギー作用、抗炎症作用により目のかゆみなどのアレルギー症状を抑えます。

    注意点としては、コンタクトレンズを装着したまま使用しないようにしてください。(コンタクトをつけている場合は、はずして点眼し、20~30分経ってから再度装着することが望ましいです。詳しくは薬局薬剤師にお訊ねください。)
    時に、かゆくて目をこすりすぎるなどで、雑菌が入って炎症が酷くなった場合は、直ぐに医療機関を受診してください。

    目の症状がつらい場合には、直接点眼することで症状が楽になると思います。また、点眼薬も早めの使用が効果的です。

    最後に…
    内服薬と、点鼻薬や点眼薬は併用することもできると思いますので、まずは、薬局薬剤師に相談してください。
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