12月に発売された著書

12月に発売された著書

昨年12月、「積立王子の毎月5000円からはじめる投資入門」(中経出版)を出版したセゾン投信の代表取締役社長、中野晴啓氏。

全国各地で講演活動を行いながら、長期投資について熱く語る中野氏に、長期投資についての素朴な疑問について答えていただきました。

なぜ、投資をする必要があるの?

ガイド:なぜ、いま投資が必要なのでしょうか?

中野氏:21世紀を生きていくうえでは、「経済的な自立」がキーワードになります。日本が高度成長していた20世紀は、終身雇用、年功序列の時代で、人生が会社をベースに保障されていました。でも、21世紀はこの常識が覆りました。経済的に自立するための第一歩が「投資」です。

ガイド:みんな節約や貯蓄はしていると思いますが、節約や貯蓄だけではだめですか?

中野氏:節約、貯蓄だけでは次のお金が生まれないのが問題。成長期には貯蓄が次のお金をうんでくれたけれど、日本社会に成長が見られないと、お金がなかなか次のお金をうんでくれない。そこが問題なんです。

ガイド:でも、投資を始めたら、お金が増えるどころか減ってしまったという人、多いですよね?

中野氏:それは、本当の投資をしていないからです。「儲かりますよ!いい商品ありますよ!」といわれて金融商品を買っても、短期売買だと誰かが儲かれば誰かが損をしてしまうんです。自分の儲かった分だけ誰かが損をする「ゼロサム」の投資は、本当の投資ではありません。

本当の投資ってなに?

ガイド:じゃあ、本当の投資ってなんですか?

中野氏:本当の投資とは、自分の投じたお金が世の中に入っていって、それが社会でちゃんと働いて世の中を豊かにし、回りまわって自分も豊かになる「プラスサムの投資」です。これなら、誰も損をしないで、みんなが豊かになれます。

ガイド:みんなが豊かになれる「プラスサムの投資」っていいですね。もうちょっと具体的に教えてもらえますか?

中野氏:セゾン投信では世界中の株や債券に分散投資しています。みなさんからあつめたお金は、世界中の企業の活力となって、新しい製品を作ったり、サービスを開発したりといった活動に使われていきます。つまり、みなさんのお金で企業が豊かになり、世の中が豊かになるんです。

そのためには、お金にも十分な時間を与えないといけないんです。短期でお金を引き揚げていたら、お金も十分に働けないですからね。だから長期投資なんです。

ガイド:なるほど。だから時間が必要なんですね。