MBA・ビジネススクール/MBAの基本知識

全日制ビジネススクール生活

今回は、全日制ビジネスクール入学後の生活を紹介します。どの程度勉強が大変なのか、毎日の生活がどんな感じでしょうか?入学前にビジネススクール生活を理解し、MBA取得を目指しましょう。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド

あなたがビジネススクールに晴れて合格すると、どのような生活が待っているのでしょうか?全日制ビジネススクールに入学したあなたは、高校や大学時代のように朝から学校に行き一日を学校で過ごすことになります。学生生活を見ていきましょう。

全日制ビジネススクールの典型的な一日

復習

日々の復習・予習の負荷は大きい

7:00 起床。昨夜2時過ぎまで今日の予習をしていたので眠い。

8:00 学校に向けて家を出る。

9:00 第1時限開始。マーケティングの授業。予習をしたA会社のケースについて討論。この授業では発言が成績の5割となるので、発言チャンスを伺う。A会社の価格戦略で発言をし、私の発言から教授が新しい展開を図った。いい発言点数をもらったに違いないとうれしくなる。

10:30
 第1時限終了。13時から始まる第3時限まで時間があるので、今週末締め切りの戦略論のグループワーク(グループに与えられる宿題のこと)のためグループで集まり討論。ランチの間も議論を続け、夜授業終了後再度集まることを約束し解散。

13:00
 第3時限開始。ファイナンスの授業。ファイナンスの授業は、ビジネススクールで珍しい教師からの一方的な講義。テスト一本でほとんど成績がつく。数式が並んでいるので、理解するのに苦労する。

14:30
 第3時限授業終了。銀行出身のBさんに今日のファイナンスの重要なポイントを確認。今日の夜復習をしてテストに備えることを決意。様々な経験を持つ学生がいるので、お互いから学ぶことが多いことを実感。次の教室に移動。

14:45 第4時限授業開始。マクロ経済学の授業。大学時代の経済学の授業に比べると、マクロ経済が企業の収益予測にどのように影響を与えるかなど、仕事で経済学が使えることを実感。

16:15 第4時限終了。疲れた。ビジネスクール1年目の最初の学期なので、1日3コマもある日がある。2年目は、多くとも1日2コマなのだが。気を取り直して、17時からのグループワークをするための予習を兼ねて図書室へ。

17:00 グループワーク開始。まだ、グループができて1か月しかたっていないが、もうすでに家族のような結束力。グループワークの議論を始める前に、先輩の就職活動状況について話す。グループの全員が仕事を辞めて入学しているので、ビジネススクール後の就職についての議論になると真剣になる。

20:00 今日は比較的早くグループワーク終了。家に帰って食事をつくる時間がないので、コンビニで夕食を購入。

21:00 買ったコンビニの夕食を食べながら、学んだばかりのマーケティングの知識を使いコンビニ業界のマーケティング戦略についてしばらく考える。1か月の成長を実感。

21:30 食事を終え、まずは今日のファイナンスの授業などの復習。1時間程度で終わる。すこし休憩。

23:00 ようやく明日の予習にとりかかる。明日の戦略論の授業もケーススタディが中心なので、準備が大変。

1:00 予習がようやく終了。ホッとしてテレビをみようと思うが、明日も早いので眠ることに決める。ビジネススクールの生活は思ったより大変だが、知識が増えていることもあり満足度は高いなと思いながら就寝。

いかがですか?ガイドは、就寝時間がだいたい2時で、起床時間が7時でした。正直なところ、最初の1か月はこれまでにないほどの勉強量がありビジネススクール進学したことを後悔した日もありました。しかし、徐々にその生活にも慣れ、勉強をする楽しさを覚えていきました。それでは、もう少し詳しくビジネススクール生活をみていきましょう。
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