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立命館宇治高等学校

立命館大学の2番目の付属高校として、1995年に開校した立命館宇治高校。2002年に現在地に移転。11.6ヘクタールもの広さを誇る自然環境に恵まれたキャンパスには、最先端の機能を備えている校舎や陸上競技400mトラックや球技場等、多彩な機能の設備を有している。

執筆者:稲葉 雅也

高い国際化教育を誇る立命館大学の付属高校、立命館宇治
 

立命館大学の2番目の付属高校として、1995年に開校した立命館宇治高校。2002年に現在地に移転。11.6ヘクタールもの広さを誇る自然環境に恵まれたキャンパスには、最先端の機能を備えている校舎や陸上競技400mトラックや球技場等、多彩な機能の設備を有している。
2010年4月には第一グランドの全面人工芝化もされ、体育の授業やサッカー、アメフト等の様々なクラブ活動の練習環境が格段に充実した。クラブ活動では、高校生のおよそ3人に1人が、全国大会に出場するクラブに所属しているのも出色もの。

ほとんどの付属高校の場合、併設の大学への進学は、内部推薦制度等によって保障される。しかし、同校は、開校以来、単に大学への道を約束するだけでなく、高校と大学の7年間を一貫して教育する「高大連携」を提唱してきた。今でこそ耳慣れた「高大連携」だが、同校は実際に取り入れた先駆者的な高校である。
また、21世紀に活躍する人材には、英語と情報は欠かせないと考え、重視している。ただ英語と情報の知識を与えるのではなく、道具として自由に使いこなす手段に力を入れている。英語教育では、スーパー・イングリッシュ・ランゲージ・ハイスクールに6年間指定された指導メソッドを生かして先進的な授業を展開している。

SELコースはもちろんだが、普通コースでも、ネイティブ教員の指導のもと、「聞く、話す、読む、書く」の能力開発に重点を置いている。2年次から第二外国語を学び、3年次には、全員が世界6カ国の中から選択して3週間の海外語学研修旅行を体験するのも特徴的だ。
高い国際化教育を誇る立命館大学の付属高校、立命館宇治

高い国際化教育を誇る立命館大学の付属高校、立命館宇治



3つのプログラムがあるSELコース
 

SELコースの希望者は、出願時にAIP(アドバンスト・イマージョン・プログラム)、SIP(スタンダード・イマージョン・プログラム)の「留学IPプログラム」と「留学プログラム」の3つのプログラムから1つを選択する。その際に、AIP志望者は、SIPまたは、普通コースを第二志望とすることができ、SIP志望者は、普通コースを第二志望とすることができる。

AIPは、国際バカロレアの世界水準の共通カリキュラムによるイマージョン教育を実施。国語以外のすべての科目をネイティブ教員が英語で指導する。海外留学をおこなわず、1年次からIP授業を実施。修了時に規定条件を満たせば、海外の有名大学への進学が可能になる。

SIPの「留学IPプログラム」は、1年間海外留学を行い、帰国後IP授業を受講する。「留学プログラム」は、1年間海外留学を行い、帰国後普通コースに転コースする。両コースともに附属の立命館大学、立命館アジア太平洋大学への進学、あるいは海外の大学進学も視野に入れている。

将来、国際機関等で活躍したい生徒には最適なコースだ。

立命館宇治高校の大学進学実績
 

2010年度の主な実績としては、立命館大学382名、立命館アジア太平洋大学1名。その他が18名となっている。

立命館宇治高校の入試傾向
 

一般入試は、普通コースのA日程の専願は、国・数・英・理・社。各50分100点満点。B日程の専願と併願ともに国・数・英。各50分100点満点。
SELコースの専願は、A日程・B日程ともに国・数・英。各50分100点満点。
両コースともに専願は、個人面接がある。
尚、推薦入試は、作文と個人面接。合格最低ラインは、普通コースの専願で60%、併願で70%、SELコースで65%くらい。
 

立命館宇治高校の学費(2010年度分)
 

入学金 120000円
授業料 638000円(年額)
教育充実費 291000円(年額)
初年度年間納入費用 1049000円
※制服代、教科書代、研修旅行積立金、諸会費等は別途費用が必要。
※SELコースについては、上記納付金以外に別途費用が必要。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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