自分に合った取引スタイルを探そう

FXは、ローリスク・ハイリスク、短期・中期・長期のいずれの取引にも対応できる、非常に自由度の高い金融商品です。それだけに、自分自身でどういう取引スタイルにするのかということを、きちっと決めたうえで、取引に臨む必要があります。

FXの取引スタイルには、主に以下の種類が挙げられると思います。

(1)1日のうちに取引を終えて為替差益を取る「短期トレード(デイトレード)」
(2)数日から数週間の値動きで為替差益を取る「中期トレード(スイングトレード)」
(3)半年から1年以上保有してスワップ金利を貯めていく「長期トレード」

たとえば、短期トレードをしようとはじめたのに、損が出たところで長期のトレードに切り変えるというようなことはしないほうが良いでしょう。そもそも短期トレードの場合、それに合ったレバレッジ、通貨を選んでいるわけですから、それを長期トレードに切り替えるというのは、むしろリスクを高めることになるからです。

短期トレードを前提にしてポジションを取った場合、損失が生じたら、長期トレードに切り替えるのではなく、いったんポジションをすべて清算したうえで、気持ちを新たに、次のトレードに臨むというスタンスがベターです。


利益目標よりも自分の取引ルールを守ること

FXの初心者が往々にして行ってしまう間違いのひとつに、利益目標にこだわりすぎてしまうことが挙げられます。つい1円の利幅を取ったのですぐに利食いをするという人がいますが、きちんと自分で立てた取引ルールを守って、利益を積み上げていくことが、FXで着実に成功するためのコツです。

そのためには、損切りをするときの為替レートを決めて、そこに達したら、何も考えずに損切りをするようにしましょう。

たとえば1米ドル=100円で米ドルを買った場合、1米ドル=98円になったらすぐに損切りをする、というように決めておくのです。損切りのレートについては、自分がすぐに取り戻せる自信のあるところにしておきます。

また、チャートを活用して、相場が転換点を迎えるのかどうかをじっくりチェックすることも大事です。まもなく相場が転換点を迎えそうだというところになったら、現在の取引を転換することも検討してみましょう。
 

FXで失敗しないためにリスク管理は必須

文・監修/鈴木雅光