どこまでの損失を許容できるかをチェック

FXというと、リスクが高いというイメージでとらえる人がいますが、基本的に、自分自身でしっかりとリスクをコントロールすれば、損失を最小限に抑えることは可能です。

たとえば1米ドル=100円のとき、10万円の証拠金でレバレッジを25倍にして、2万5000米ドル(=10万円×25倍÷100円/米ドル)を購入した場合、いくら為替レートが動いたら、どのくらいの損失が生じるのかを計算するようにしましょう。

もし1米ドルで50銭も円高の方向へ動くと、その時点で(99円50銭-100円)×2万5000米ドル=マイナス1万2500円の損失が生じます。
10万円を投資して1万2500円の損失ですが、これを自分自身でどこまで許容できるのかがカギとなります。

このように、常に自分がポジションを持ったら、いくらの為替変動で、どのくらいの損失が生じるのかということを計算しておくことが肝心です。


損切りの基準に達したら必ず損切りを実行

損切りの基準に達したとしても、つい「もう少しガマンすれば損失が回復するかもしれない…」などと考えてしまいがちな人も多いでしょう。

ただ、それは同時に、「いくら我慢しても、損失が回復せず、さらに傷口を拡げてしまうおそれがある」ともいえるのです。損失が回復する可能性と、損失を拡げてしまう危険性は、五分五分です。

取引を続けていくうえで大きな支障となるのは、より大きな損失を被ることです。最初に自分が決めた損切りポイントに達したら、根拠のない期待感を抱いたりせず、黙ってポジションを清算することが大切です。

この損切りが遅れたばかりに、どんどん損失が拡大してしまい、強制的に売買決済されてしまう「ロスカット」(下表参照)になるおそれもあります。そこまで達したら、取り戻すことができない損失額になってしまいますから、そうなる前に、必ず自らの意思で損切りをするようにしましょう。
 

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文・監修/鈴木雅光

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