「損が怖い」という人は1倍取引でトライ

FXの初心者にとって最も怖いのは、やはり大きな損失を被ることでしょう。レバレッジを高めにすると、その分だけ大きな損失を被るリスクも高まりますから、初心者の場合、まずレバレッジをかけない「1倍取引」からはじめるのがオススメです。

レバレッジが1倍ということは、預けた証拠金額の範囲内で外貨のポジションを持つことです。レバレッジがかかっていない状態になるので、リスク・リターンの程度は、外貨預金のそれとまったく同じということになります。


外貨預金よりスワップ金利が貯まっていく

「レバレッジをかけずに取引するFXに何の魅力があるの?」と疑問に思う人もいるかもしれません。
でも、たとえレバレッジをかけずにポジションを持ったとしても、外貨預金に比べてFXのほうがはるかに魅力的なのです。

先に触れたように、レバレッジ1倍取引の場合のFXは、外貨預金に比べてコストが割安です。さらに、高金利通貨を選べば、外貨預金よりも着実に高いスワップ金利を獲得できます。

たとえば、1豪ドル=80円で1万豪ドル(80円×1万豪ドル=80万円)をレバレッジ1倍で購入し、スワップ金利を1日100円ずつで変動せず獲得した場合、1年間で獲得できるスワップ金利は3万6500円となり、年利回りは3万6500円÷80万円×100=約4.56%にもなるのです(下表参照)。

レバレッジが1倍なので、ロスカットを気にする必要なく持ち続けることもできます。仮に為替レートが購入時の半分になっても、数年間持ち続けていたら、スワップ金利で損失を取り返せる場合もあります。

ただし、レバレッジ1倍取引の場合、相場が動かない状況の下で、為替差益を得るのは難しいのは事実。短期トレードで為替差益を取りにいきたい人は、レバレッジ1倍取引を肩ならしがわりに活用するとよいでしょう。

ちなみに、スワップ金利は常に変動しており、外貨預金のように固定金利で受け取れるものではありませんので、その点注意しておく必要があります。
 

もう少し利益を得たいなら、レバレッジ3倍取引にチャレンジ!

文・監修/鈴木雅光