「FX」おこづかい大作戦/FXをコツコツ預金感覚でやってみよう

高金利通貨でスワップ金利を稼ごう

高金利通貨でのトレードの魅力は、何といっても外貨預金の金利に比べて、高いスワップ金利を獲得できる点です。こうしたスワップ金利狙いのトレードを行う場合には、レバレッジを低めに抑えることがポイントとなります。

執筆者:All About 編集部

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豪ドルなどで高スワップを日々GET!

外貨預金よりも少しだけ高いリターンを狙いたいという場合は、円などの低金利通貨を売って、豪ドルやNZドルなどの高金利通貨を買って、スワップ金利を確実に稼ぐというトレードに徹します。

たとえば、豪ドルを対象にした場合、スワップ金利の利回りが年5%程度だとしたら、レバレッジを2倍にすれば、証拠金に対する利回りは2倍の10%になります。

1豪ドル=80円で証拠金額が40万円、レバレッジを2倍にしてトレードするという前提で考えてみましょう。この場合、80万円相当の豪ドルを買うことになりますから、1万豪ドルの取引を行うことになります。

1万豪ドルに対する1日あたりのスワップ金利が115円だとすると、1年で4万1975円のスワップ金利が確保できます。この場合、証拠金である40万円を元本とすれば、10%超の利回りが確保できることになります。


スワップ金利は日々変動するので注意

スワップ金利は1万豪ドルあたり1日何円、というように決められ、日々の金利変動によっても変わりますから、上記の計算によって求められた利回りがずっと続く保証はありません。
仮に豪ドル金利が低下し、円金利が上昇したら、スワップ金利の利回りは低下することになります。

また、逆に高い金利の通貨を売り、低い金利の通貨を買うと、逆にスワップ金利を支払うかたちになります。長期で高金利通貨の売りポジションを持つというのは、コスト面で不利になります。

ちなみにスワップ金利を狙って取引をする場合は、長期保有が原則になりますから、強制的なロスカット(損切り)の水準に引っかからないように、できるだけレバレッジは低めに抑えるようにしましょう。豪ドルであれば、2倍のレバレッジで年10%前後の利回りが狙えますから、そのくらいで十分と考えるようにすることが大切です。
 

堅実にスワップ金利を狙うなら、レバレッジを1倍にした取引で!

文・監修/鈴木雅光

※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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