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グラスハチェット

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長谷川 秀樹

執筆者:長谷川 秀樹

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グラスハチェット
画像提供:オオツカ熱帯魚

グラスハチェット

学 名:Carnegiella marthae
通称名:ピグミーハチェット
英 名:Pygmy hatchetfish
分 布:南米:アマゾン川流域(ペルー)
サイズ:3cm
Temp :23-27℃
pH  :弱酸性~中性


水面直下を遊泳し、手斧(hatchet)に似た形態から人気のハチェットフィッシュの仲間。その中でもやや異質な雰囲気を持ち合わせるのがグラスハチェットで、体が透けていることからこの名で呼ばれている。また最大で3cmほどにしか成長せず、約9種が知られるハチェットフィッシュの仲間では最小種となり、ピグミーハチェットとも呼ばれている。

古くは単独での入荷はなく他種の交じりでしか手に入れることができなかったが、近年では、グラスハチェット単独でも入荷するようになった。しかし、流通量はそれほど多くはなく、常時販売されているような魚ではない。

水面直下を生活の場とすることから、浮上性の餌が適している。餌は細かく、柔らかい人工飼料や、ブラインシュリンプの幼生などを与えると良い。見た目のイメージどおり繊細な魚なので、適当に管理していては飼うことができない。混泳させる際は、活発な魚とは避け、本種同様ごく小さく大人しい魚と組み合わせと良いだろう。しかし、どちらかと言えば、コミュニティータンクに泳がせるには不向きな魚だ。

また入荷時の状態で、その後の飼育が左右されるので、弱々しく泳いでいたり、例え元気でも販売時に極端に小さなものは避けるべきだ。ハチェットフィッシュの仲間の中では、飼育の難しい種類になる。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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