2010年12月、ユーキャン新語・流行語大賞のトップ10に「イクメン」がノミネートされた。改めて説明するまでもないが、イクメンとは、育児に積極的に取り組む男性のこと。最近は育児に参加するパパの姿などは、そろそろ当たり前のようになってきたけれど、ボクが育児を始めた12年前にはなかったイクメン関連グッズも増えてきている。
人気育児雑誌10誌が選ぶ子育てトレンド「ペアレンティングアワード2010」では、今年のオススメ育児グッズやムーブメントとして、「イクメン」のほかに「パパバッグ」もノミネートされた。今までマザーズバッグはたくさんあれど、さまざまなブランドからパパ向けの子育てバッグが出てきたのも、男の子育てが一般的になってきたことを象徴しているのかもしれない。
イクメンにはパパバッグが必要!?
パパもマザーズバッグを使えばいい? QUARTER REPORT/トートバッグ
さて、先日、久しぶりに上京したボクは驚いた。田舎暮らしのボクとは違い、電車やバスでの移動が多い都会のパパたちは、子連れ外出の際に便利なバッグがなく、不自由に感じているというのだ。
ボクが赤ちゃん育児の真っ只中にいた頃は、正直に言うと「パパバック」なんて思いつきもしなかった。リュックサックにオムツやお尻拭き、哺乳瓶や粉ミルク、お湯を入れたポットなどあらゆるものを押し込んで、公園へ遊びに行ったりスーパーへ買い物に行ったりと、どこへだって一人で出かけた。
男性が入れる授乳室はおろか、男性用トイレにはベビーベッドすらない時代だったけれど、ママがいなくたって、そんなに不自由さも感じなかったし、それは仕方の無いことだと内心では割り切っていた。
でも、どうだろう。それはボクが田舎者で、移動手段にはマイカーがセットだったから可能だったのかもしれない。マイカーって、いざというときはマイルームだから……。
ところが、やっぱり都会で育児をするって、そんなに簡単なことじゃないんだよね。移動手段の電車やバスはいつだって満員で、街へ出れば階段は多いし、ベビーカーで歩道橋を渡らなきゃならないことだってある。そんな都会の赤ちゃん育児には、いろんなポケットが付いていて、便利に収納できるバッグの存在って、やっぱりありがたいと思う。
そこで今回は、イクメンが求める「パパバッグ」について考えてみた。
>> イクメンに嬉しいパパバッグって、どんなもの!?