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『ゲゲゲ~』が流行語大賞に選ばれた理由とは?

テレビドラマは新語・流行語の宝庫。「新語・流行語大賞」の常連で今年も「ゲゲゲ~」が大賞に輝きました。しかし常連である理由は大ヒット作が多いからだけじゃない、「新語・流行語大賞」ならではの理由もあります。

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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12月に入って今年をまとめる時期となり、さっそく12月1日に毎年話題になる「新語・流行語大賞」が発表になりました。
2010年の年間大賞は「ゲゲゲ~」でもちろん朝ドラ『ゲゲゲの女房』発。


第一回から

当たればデカいテレビドラマは新語・流行語となりやすいですね。この新語・流行語大賞が始まったのは1984年ですが、第一回からテレビドラマ発が三つ選ばれています。

新語部門・金賞が「オシンドローム」。テレビドラマ史上最高視聴率を誇る『おしん』から。苦労に耐えて明るく生きた主人公の姿に戦後を豊かになった日本人が共感してシンドローム化したことを表現したものです。

流行語部門・銀賞が「くれない族」。TBSの金曜ドラマ、大原麗子主演の『くれない族の反乱』がもとで「……してくれない」という責任転嫁して主体的に生きてこなかった主婦たちを名付けたもの。

流行語部門・大衆賞が「教官!」。大ヒットした『スチュワーデス物語』でドジでノロマな亀こと松本千秋(堀ちえみ)が連発するセリフ。

その後も常連

その後もしばしば選ばれています。88年の流行語部門・金賞が「今宵はここまでに(いたしとうござりまする)」。大河ドラマ『武田信玄』で母親役兼ナレーションの若尾文子が毎回の最後に締めるセリフ。

91年の大衆部門・金賞が「僕は死にましぇ~ん」。『101回目のプロポーズ』で武田鉄矢がはなった名セリフ。

92年の流行語部門・金賞が「冬彦さん」。『ずっとあなたが好きだった』でマザコン男を演じる佐野史郎の怪演が話題に。

次は「今年はイマイチ?

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