【CONTENTS】
page1:突き抜けるような青い空を撮りたい
page2:青空~夕焼けに変わる空を撮りたい
page3:ぬくもりを感じる写真を撮りたい
page4:アンティークな雰囲気を撮りたい
page5:イルミネーションを幻想的に撮りたい
突き抜けるような青い空を撮りたい
梅雨明け直後の竹富島での一枚。この写真の空のように、空をより青く撮りたい!と 思ったのが、ワタシの写真生活の原点でした。
ガイド松本:
川野さんは、「空をより青く撮りたい」と思ったことがきっかけで、一眼レフを購入され たそうですね。川野さんが写真で表現したかった空の色はどんな色だったのでしょうか?
川野さん:
空を絵で描くと水色を手に取ると思いますが、その空の色は水色ではなく青色そのものでした。雲ひとつ無い透きとおった青い空に、心が吸い込まれていくようでした。
ガイド松本:
一眼レフを購入されて、表現の可能性はどのように広がりましたか?
川野さん:
一眼レフの特徴はレンズ交換が可能なことですが、レンズの特徴を活かすと素敵な写真を撮れるようになります。例えば、背景を思い切りぼかした写真が撮れたり、遠近感を強調した写真が撮れたり……。目で見た景色そのままでなく、イメージを強調した画を表現することが出来るようになったと思います。
ガイド松本:
上の写真は、どちらで撮影なさったものでしょうか?
川野さん:
梅雨明けに写真教室の友人と沖縄の竹富島を訪れたときの写真です。6月半ばでしたが、日差しは既に夏。夏の強い日差しを写しこみたくて、太陽の光を少し拝借して撮影しまし た。今でもこの写真を見ると、沖縄の日差しが痛くて暑かったことを思い出します (笑)
ガイド松本:
同じ場所、同じ時間、同じ人が撮影しても、カメラのメーカーや機種によって、撮影された写真は、異なる表情を見せることがありますよね? 自分の好みにあったカメラを選ぶ事も、カメラの楽しさの1つではないでしょうか。川野さんは、目的によってカメラを使い分けることはありますか?
川野さん:
ワタシの場合、オリンパスPEN E-P1とキヤノンEOS 5DMarkIIを愛用しているのですが、気軽に撮りたいときやフィルター機能を利用して遊び感覚で撮りたいときは軽くて持ち運びがラクなE-P1、気合を入れて撮りたいときや画質にこだわりたいときは、大きくて 重たくても5D……といったように使い分けています。
次のページは、夕焼けに変わる空の撮影についてお伺いします!