節約/光熱費の節約

LED電球は本当にお得? 電気代と賢い選び方(2ページ目)

白熱球、蛍光灯、LED電球の電気代比較。LED電球の価格や欠点。LED電球を調光器で使用する際の注意点などの説明。LED電球への交換だけで簡単にできる省エネエコ生活を紹介します。

矢野 きくの

執筆者:矢野 きくの

節約・家事・100円ショップガイド


LED電球の選び方

LED電球を選ぶ際には口金のサイズE17、E26などを確認

LED電球を選ぶ際には口金のサイズE17、E26などを確認

現在、多く普及している電球はE26口金とE17口金のものになります。基本的には今使用している電球と口金のサイズが同じものであれば使うことが可能です。

ただし調光機能がついている照明器具などによっては、メーカーによって「LED電球は対応していない」と表示されているものもあります。点灯したとしても調光をすることが出来ない場合もあります。特殊な照明器具を使っている場合は、まず照明器具のメーカーに確認してみてから購入するとよいでしょう。


LED電球の弱点は?

■LED電球は商品の価格が高い
イオンのPB商品トップバリュのLED電球1580円から

イオンのPB商品トップバリュのLED電球1580円から

LED電球と言えば、商品の価格が高いことが第一のネックになっていました。しかしこの1~2年でその値段は下がってきています。

またイオンのトップバリュのLED電球のようにプライベートブランド商品でも発売され、利用しやすくなってきています。

■LED電球は調光機能が使えないものも
前項のLED電球の選び方にて触れましたが、照明器具に調光機能がついているものでは、メーカーによって「LED電球は対応していない」と表示されているものもあります。

ただし現在の価格は5000円前後するものの、シャープの調光器対応のLED電球(DL-L60AN)やパナソニック調光器対応LED電球(LDA8LA1D)のような製品も発売され始めているので、今後の動向に期待したいところです。

光の広がりが少ない
白熱球の光は幅広い範囲に広がりますが、LED電球の光は幅が狭く直線的に光る性質を持っています。その為、照明器具で上下左右にと広がりをみせるタイプのものでは、LED電球に変えることによって、その光のあたり具合が変わってしまいます。


LED電球の電気代以外のよい点 

■点滅性能が悪くない
蛍光灯にはON、OFFを繰り返すと電球の寿命が減ってしまうという性質がありました。しかしLED電球は点滅にも弱くないので、頻繁にON、OFFが繰り返されるような廊下や洗面所のような場所でも使用することが可能です。

■すぐに点灯する
電球型蛍光灯の場合、スイッチを点けてから明るくなるまで多少の時間を要しましたが、LED電球は発光ダイオードを使用しているためスイッチを着けたらすぐに明るくなります。その点でも廊下や洗面所のような場所での使用でもストレスを感じなくてすみます。

■紫外線などの放射がない
LED電球の光は可視光以外の放射がほとんどない為、紫外線によって色あせが心配な絵画の証明などに向いています。

■取り換え回数が少なくてすむ
LED電球の寿命は白熱球の40倍、蛍光灯の4倍という点からも、家の中で高い位置にあることが多い照明器具の電球の取り換え回数が少なくなり、楽になります。


LED電球は消費電力が少なく電気代が節約できるということは、同時に排出する二酸化炭素の量も少なく環境にもやさしいということになります。家庭用LED電球の普及、低価格競争は始まったばかりですが、私たちの生活の中でも積極的に利用していきたいですね。

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