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相武紗季が泉ピン子!人が変わった様にって、代わってる

別人のようになっていることを「人が変わったようだ」といいますが、長い年月を描くドラマの場合、年齢により違う俳優が演じることがあります。それが似ていればいいかというと、必ずしもそうじゃないのが難しいところで

黒田 昭彦

執筆者:黒田 昭彦

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TBS開局60周年記念ドラマの『99年の愛』。内容のことはおいといて、見てて気になったのはヒロインの平松しのぶ、若い頃が仲間由紀恵で現代編では八千草薫というのが説得力あるということ。二人とも卵顔美人で09年の『ありふれた奇跡』では祖母と孫を演じたこともありなじんでいます。

似せにかかってる

交替

交替

こういうことが気になるのは前例があるから。
同じ橋田壽賀子脚本でブラジル移民をテーマにした05年のNHK放送80周年記念『ハルとナツ 届かなかった手紙』で妹ナツの仲間由紀恵→野際陽子がなじんでなくて非常に気になりました。
さらに姉ハルは米倉涼子→森光子。若い頃は立派なガダイだったのにブラジル移民でよほど苦労したのかしぼんじゃったのね、と余計なことを考えてしまいます。

『99年の愛』では他に平松とも役の泉ピン子も若い頃はいもとあやことよく選んだと感心できる配役。平松長吉役は草なぎ剛→中井貴一で似ているとはいえないけど、髪型など草なぎ剛が中井貴一に似せてきていました。


似てない方がいい場合も

一つの役を年齢により俳優を変える場合、必ずしも似ていればいいというものではありません。
09年のTBS、JNN50周年記念作の『父よ、あなたはえらかった~1969年のオヤジと僕』は小野寺優(加藤成亮)がさえない両親に反発していたけど学生運動で盛り上がっていた1969年にタイムスリップ、若い頃の両親と出会い……というドラマ。
父親役は現代が西田敏行、過去はインパルス堤下敦でこちらは似せにかかった配役ですが、母親役は現代が泉ピン子、過去が相武紗季!
ものすごくギャップがありますが「今はさえなくみえる親も輝いていた青春時代があり今も奥の方では」というドラマの内容にあった配役です。
(ただあまりのギャップにいずれクイズの問題になりそうな気がしますが)

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