銀行・郵便局/銀行口座の上手な活用法

お金を守る&増やす!銀行の組み合わせ(2ページ目)

銀行も倒産する時代です。大事なお金を守るには、分けて預けておくのがおすすめ。その際、どのような銀行を組み合わせたら、お金を守ると同時に、取引が便利で、かつお金を増やすこともできるでしょうか?

坂本 綾子

執筆者:坂本 綾子

預金・貯金ガイド

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メインバンク候補は、ある程度の規模があり、幅広いサービスを扱う銀行

メインバンク

給与振込口座に指定して公共料金などを引き落とすのがメインバンク。

メインバンク候補としては、都市銀行、地方銀行(第一地銀)、ゆうちょ銀行、シティバンク銀行、新生銀行、ソニー銀行、住信SBIネット銀行、イオン銀行などが考えられます。 

ある程度の規模があり、給与の受け取りから、公共料金やクレジットカードの引き落し、振込、定期預金、投資信託、保険まで扱っているといえば、都市銀行。

そして、都市銀行とほぼ同水準のサービスを提供しているのが、それぞれの地域経済に密着した地方銀行。中でも第一地銀は、経営が健全なところが多く、その地域に住む人にとっては、使い勝手のいい銀行です。第二地方銀行では経営統合が進んでいますから、ホームページやデスクロージャー誌で、経営状況や経営理念などを確認しましょう。

全国に窓口やATMを持つ、ゆうちょ銀行も、給与振込口座に指定できる人にとっては、メインバンクとして使いやいでしょう。

また、店舗数は少ないものの利用できるATM数が多いシティバンク銀行や新生銀行も、生活スタイルや職業、保有する資産によってはメインバンクとして活用できます。

ネット専業銀行の中では、ソニー銀行、住信SBIネット銀行がフルバンキングサービスを提供しています。ソニー銀行には、ソニーバンク証券やソニー生命保険などの金融グループがあり、中でもソニーバンク証券を利用した投資への連動性が高くて便利です。住信SBIネット銀行も、SBI証券と連動しています。

スーパーマーケットを母体にもつイオン銀行は、スーパーの中に店舗があり、夜や土、日、祝日も営業するなど、個性的なサービスを展開しています。日常的にスーパーを利用する働く女性には、とても使い勝手のいい銀行です。

メインバンクを活用する際のポイントは、給与振込口座に指定することはもちろん、公共料金を銀行口座から直接引き落とさずに、よく使うクレジットカードにまとめてクレジットカード経由で引き落すこと。メインバンクを変更したいとき、クレジットカードの引き落し先を変えれば公共料金引き落しもまとめて引越しでき、クレジットカードのポイントも貯まります。

次ページで、サブバンクの候補をご紹介しましょう。
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