ベビービョルンの抱っこ紐

セレブが使っている抱っこ紐として、不動の人気を誇るベビービョルン。新生児から使えるのはもちろん、人間工学や赤ちゃんとのコミュニケーションまで考慮した作りで、多くのファンがいます。ベビービョルンの設計思想や商品ラインナップについてご紹介します。


児童心理士、人間工学デザイナー、小児科医が開発に従事

アイコンタクトがとりやすい、高めの抱っこ位置

アイコンタクトがとりやすい、高めの抱っこ位置

ベビービョルンの抱っこ紐(商品名はベビーキャリア)が誕生したのは1973年のスウェーデン。シンプルですっきりとしたデザインが好評なベビービョルンですが、「赤ちゃんのための抱っこ」をモットーに35年以上にわたって改良を繰り返してきました。その結果、アメリカでは股関節脱臼の赤ちゃんに使用する抱っこ紐として指定されるなど、医学的にも定評を得ています。

ベビービョルンが提唱する「赤ちゃんのための抱っこ」とは、発育、安全、快適性が赤ちゃん本位であること。そのため使い方は対面抱きと前向き抱っこに絞られています。抱っこ紐の開発・改良にあたっては児童心理士、人間工学デザイナー、小児科医(整形外科)との共同開発を行っています。ベビーキャリアの新商品開発には、テストユース、テストセールなどを含め約2年の歳月がかけられます。テストセール前には、抱っこする人の肩の負担を測定するのに約100人ものサンプルを採っているそう。なかなか新商品が出ないと思われているベビービョルンですが、これも丁寧な開発を行っているからでしょう。


ベビービョルンが提唱する、理想的な抱っことは

ベビービョルンのベビーキャリアが新生児期(生後約1週間)から使えるのには、4つの理由があります。

右がベビービョルンの「密着抱っこ」、左が一般的な抱っこのイメージ。ベビービョルンを使った抱っこは、赤ちゃんが高い位置で密着し、背筋が伸びた抱っこになる

右がベビービョルンの「密着抱っこ」、左が一般的な抱っこのイメージ。ベビービョルンを使った抱っこは、赤ちゃんが高い位置で密着し、背筋が伸びた抱っこになる

  • 抱きしめてあげることによるスキンシップ
    抱っこしてくれる人とぴったり密着し、鼓動を聞きながら抱きしめられることで高い安心感や愛情を得られます。
  • アイコンタクト
    2ヶ月くらいになると視覚が発達してくるものの、視野は15~20cm程度で、認識しやすい色は白と黒。つまり抱っこする人の顔が20cm以内にあれば、アイコンタクトが可能になるのです。
  • 呼吸を妨げない
    首がすわる前の赤ちゃんは、頭に重心が偏っているため背筋を伸ばした抱っこのほうが気道を確保しやすく、呼吸を妨げません、さらに固定力の高いヘッドサポートで頭を支えることで、より気道の確保を確実にします。
  • 手足を自由に動かせること
    先天性股関節脱臼の乳児を治療する際の「股関節が100~110度に開き、50~70度の回転が保たれる」状態を理想的な位置として採用し、適度に股関節が開き、足が自由に動かせるような設計になっています。

これら4つの機能を生後4ヶ月までの赤ちゃんにとって大切なものと考えた結果、ベビービョルンは「高めの位置で密着した立て抱き」というスタイルにたどり着いたのです。

>>理想的な抱っこを実現する機能とは?