ホテル/ホテル関連情報

今後のホテル選びはコンシェルジュで決まる(2ページ目)

美容院に担当の美容師さんがいるように、ホテル選びもコンシェルジュで決める時代。そこで、インターコンチネンタルを代表する3人のコンシェルジュに、そのお仕事の内容などをお聞きしました。

執筆者:渡辺 正晴



コンシェルジュの仕事とは


コンシェルジュとはお客様の思い出を作るお手伝いをする、お友達であってパートナーである。
ロバート・ワトソンさんは、「お客様の持っているニーズに答えるのがコンシェルジュの仕事。お食事の希望やツアーの案内、奥様へのプレゼントへのアドバイス、会議の場所など、法的、道義的に問題がなければなんでも相談に乗ります。」

インターコンチネンタル ロンドン パークレーン、チーフコンシェルジュのコラド・ボクニさんは、「コンシェルジュはお客様の思い出を作るお手伝いをする、お友達であってパートナーである。」

しかし、日本人はコンシェルジュとコミュニケーションをとる方はまだまだ少ない。

ANAインターコンチネンタルホテル東京、チーフコンシェルジュの桃井しのぶさんは、「外国の方は、用事がなくても「今チェックインして何日までいるから、よろしくね!」とあいさつに来ていただけます。これがきっかけになってリクエストに発展することもあるので、気軽に声をかけてください。」

コンシェルジュには、ホテルの枠を超えた世界中のコンシェルジュが定期的に集まり情報交換をする「レ・クエドール」というものがあります。この会員になるには少なくとも5年間コンシェルジュでなければならないなど規定があり、「ゴールドキー」を身に着けていることでわかります。

ここでは、世界中のコンシェルジュのネットワークが出来上がっているので、東京に泊まった方が他の地域に宿泊する場合など、コンシェルジュ同士で連絡を取り合い、ホテルの枠を超えてコンシェルジュ全体でお客様をケアすることが出来ます。

コンシェルジュとコミュニケーションをとることによって、この世界的なネットワークにアクセス出来てその土地の様々な情報を教えていただくことも可能なので、もうガイドブックはいらなくなるかもしれません。
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