Point2:カタログから省エネ度を読み取る!
続いて気になる「省エネ度」のチェックです。洗濯機を選ぶ時、どのスペックを確認すれば、この省エネ度がチェックできるのかご紹介しましょう。-
■使用水量
節水がかなり進んでいますが、水は洗濯時だけ使用されている訳ではありません。「ヒートポンプ式乾燥」の場合、乾燥時に水は使用しませんが、「ヒーター式乾燥」の場合、冷却用水としてかなりの水を使用していますので、洗濯時の水量だけでなく、乾燥時の水量もかならず確認することをお忘れなく。※乾燥方式の差は後半で詳しく!
■消費電力量
消費電力(W)ではなく必ず【消費電力量(Wh)】を確認して下さい。これが、洗濯機を実際に使用した時に必要となる電気の総量になり、この数値が大きいほど、電気代がかかります。洗濯機の場合は「洗濯時」のみですが、洗濯乾燥機の場合「洗濯/洗濯~乾燥/乾燥」別にいくつかの数値が表示されていますので、よく確認しましょう。
※注 意 両者の数値とも、カタログにはその機種の最大容量=定格容量での数値を表示しています。たとえば下画像の場合、洗濯8kg・乾燥6kgが定格容量となるため、洗濯時は【8kg】のデータとなりますが、洗濯~乾燥は【6kg】のデータとなります。そのため、使用水量をみると「洗濯時」の方が多くなっている訳です。データ周辺には必ず「定格容量」に関する情報がありますので、良く確認してください。
(参考:Nationalカタログ)
★ワンポイントレッスン~2つの乾燥方式とは?
現在、乾燥には大きく2つのタイプがあります。それにより省エネ効果に差がでますので、簡単にご紹介しておきます!それぞれの特徴は以下となります。■水冷式乾燥
(参考画像:National) 従来まで主流の乾燥方式。乾燥機内のヒーターで洗濯物を乾燥するタイプ。その時に発生する水蒸気を「水」で冷して水滴に戻し排水します。そのため、乾燥時にも冷却水が必要となります。また乾燥温度が高く、乾燥途中で扉を開けられないのが難点と言えます。
■ヒートポンプ式乾燥
(参考画像:National) 2005.11に新しく登場した乾燥方式。洗濯機の中のヒートポンプにより熱交換した熱で衣類を乾燥するタイプ。簡単に言えば、洗濯機の中でエアコンの除湿が運転されていると考えればOK。ヒーターも水も使用していないので、大幅な省エネを可能にしました。また、乾燥温度が60度程度と低めなので衣類を傷めにくいのもウリです。
省エネ効果はヒートポンプ式乾燥が優位ですが、価格的に若干高めとなります。予算+その他の機能と合わせて検討することをオススメします。
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