France・Lilleでシュクレ展示会

オリジナルの刺繍バッグをお届けするシュクレが『Kyoko Création』としてフランスで初めて参加するクリエイターズ・サロンです。今回は刺繍の入ったバッグの他、様々な素材を使って仕上げた新作のアクセサリーも展示販売します。
リールのグラン・パレで行われるこのサロン。フランスでものづくりをする作家たちが、それぞれの作品を展示販売します。クリスマスを控えたこの時期、プレゼントを探す人々で賑わいます。

さて今回、シュクレのパリ・アトリエを訪問してきました。展示会前の大忙しの時期で、デザイナーの杉浦今日子さんもおおわらわ。会話しながらも、一針一針、一時も刺繍する手を離しません。パリへやってきて１年ちょっと。普段は刺繍の学校に通ってさらなる腕を磨きながら、週末は様々な装飾関連の美術館や、クリエイターの展示会、感性を刺激するようなアート鑑賞などにせっせと足を運んでいます。バレエ、音楽、そして見目麗しいフランス菓子など、パリで出会った様々なものが彼女のクリエイション魂を刺激しているようです。

また、フランスはアンティークの宝庫。今回使うビーズやスパンコールも各地で探してきた珍しいものばかり。そしてファブリックはとある高級メゾンも御用達のうっとりするような美しい素材で、なかなか手に入らないこれまた貴重な品です。そして糸は日本のアヴリルやENDOのものを使用。ハッとするような華やぎと存在感のあるドラマティックな作品が次々に生まれています。

リールという都市は、16世紀には毛織物産業で発展を遂げ、現在も織物や機械工業などが盛ん、という特長を持つせいか、元々クリエイター関連のイベントが多い地域のようで、今回杉浦さんも展示会は初チャレンジだそう。パリからはNORD駅からTGVで約１時間。電車の本数も多く出ているので日帰りもできそうです。様々なクリエイターの手仕事作品を多く見たいという方は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
といっても、なかなかフランスへ行けない場合は、シュクレHPでも展示会の様子を後日レポートするそうです。どうぞお楽しみに。

シュクレ
http://www.sucreweb.com/