アルファロメオ/アルファロメオ

このミトから新しいアルファロメオがはじまる

アルファミトの大本命、TCTを搭載したモデルが日本デビューを果たしました。マルチエアエンジンと共にオールブランニュー“パワートレイン”のミト。今、ミトでこれを選ばない理由はありません。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

マルチエア×TCTを選ばない理由はない

アルファミト

マルチエアと呼ばれる新型1.4リッターターボエンジンに新型の6速TCT(ツインクラッチトランスミッション)を組み合わせた新しいグレード。価格はスプリントが278万円、コンペティツィオーネが292万円となる。なお、最高出力170psを発生する1.4リッターターボエンジンと6MTを組み合わせた最上級モデルのクアドリフォリオ ヴェルデは328万円


アルファミト

アルファTCTにはアイドリングストップ機構(スタート&ストップシステム)が組み合わせられる。コンペティツィオーネにはパドルシフトも備わった

ついに本命の日本上陸である。TCT(アルファロメオの乾式ダブルクラッチ2ペダルシステム)搭載のミト、日本デビュー。日本市場でのアルファロメオ復活ののろしとなるはずだったミトも、予想されていたこととはいえ、3ペダルのみの導入で大ヒットとはいかなかった。2ペダルが待ち遠しい。そんな思いは、輸入販売元よりもユーザーサイドの方が大きかったはずだ。

TCTだけじゃない。話題のマルチエアエンジンを引っさげての、オールブランニュー“パワートレイン”での上陸は、上級グレード「クアドリフォリオ ヴェルデ」さえ霞んでしまうほどのインパクトだ。ハッキリ言おう。今ミトにおいて、マルチエア+TCT以外を買う理由などほとんどない(たとえMT好きだとしても、一度乗ってみることを勧める。MTしか運転できない、という頑固者は別にして……)。

パフォーマンスの高さはもちろんのこと、扱いやすく燃費にも優れているというのだから、積極的に選ばないという理由など見当たらないのだ。

アルファミト

ステアリングやエンジンの制御などを統合制御するアルファロメオD.N.Aシステムを備える。 走行モードはスポーツ走行時のダイナミック、市街地走行時のノーマル、滑りやすい路面でのオールウェザーの3つが選択可能。また、オプションでFrau製レザーシート(写真)が20万円で用意されている

 

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