すでにある優良な環境を住む人のために再整備
都市部、特に都心エリアにおいては、周囲の環境とのバランスを考慮せずに敷地いっぱいに建てられた建物や、好き勝手な意匠デザインを施した建物を多く目にする。そうした建物は、単体では優良であったとしても、実際にそこに住む人の生活環境を犠牲にしていることも少なくなく、ひいては地域全体のイメージを落とすことにもつながりかねない。その点「桜プレイス」は、周囲を含めた環境整備を行っていくという考え方に基づいた建築計画を行っている。この地域は、もともと幅員4m前後の細い道路に囲まれていて、歩行者の安全な通行さえも危うい通りがいくつも存在していたため、「桜プレイス」では、既存の道路の拡幅整備とともに新たな道路を整備し、更に道路にそって敷地内に幅員2mの歩道状空地を設けて、車と歩行者の安全な通行を確保。また、道路際には緑地を新設、歩道状空地の内側には並木や生垣を整備するなど、豊富な植栽を配置、周囲の施設との調和を目指している。こうした空間整備は、隣接する建物や敷地との距離を一定の間隔以上保つ効果も発揮している。
敷地配置図
このようにして整備された敷地に立ち上がる、印象的な白い外壁を纏ったシンプルかつモダンなデザイン建築は、完成すれば周辺の景観向上に一役買うことになり、建物の価値向上のみならず、このエリア全体のポテンシャルアップにつながるだろう。
学習院大学(現地より約360m)
目白台地から建設地に至る間の崖線には、豊かな緑が連なっている点でも魅力的だ。目白駅西側の「おとめ山公園」にはじまる崖線緑地は、学習院キャンパスと日本女子大附属豊明小学校の緑地を経由して、東の「新江戸川公園」、「椿山荘」へと続く。都心暮らしの楽しみのひとつは、身近に様々な施設が揃っているだけでなく、目で楽しめ安らぎの得られる緑の環境の充実は高く評価できるポイントだ。
椿山荘(現地より約1170m)
都心にあってゆとりある住まいを
「桜プレイス」は全149戸中、桜並木に面する南西向きが59戸、南東向きが49戸と全体の7割以上が南向き。そして80m2を超える3LDKタイプが中心である。都心の住まいはどうしても高額になりがちで、専有面積を小さく抑えて販売価格を低く抑えるプランが多い。そのため「もうひとまわり広いタイプは無いものか」と山手線の外側に住居を求めざるを得ないと妥協する人も少なくないはず。そうしたニーズに応えてくれる歓迎すべき物件といえる。ポイントになるのが定期借地権制度の活用である。定期借地権は土地所有者から一定期間土地を借りて、その土地に建てた建物を所有する制度である。つまり都会の土地所有権を高額な金額で購入するのではなく、土地はあくまで建物の価値が存在する期間に限って安価に利用権として取得する制度と言えよう。土地所有にこだわらずに、建物を一定期間所有するというスタイルである。またこの制度は将来の建物の老朽化による建替えを想定しないので、権利者間の調整に多大な労力と時間を要するといった煩わしさがないという考え方もできる。
「都心の優良な環境で品質の高いマンションを手の届く価格で購入したい」
何とも贅沢な希望だが、「桜プレイス」はそれを実現させてくれるマンションと言えないだろうか。
建物・外観完成予想図
※設計図を基に作成し、形状・色等は実際とは異なります。尚、外観形状の細部、設備機器等は表現していません。また、敷地周囲の電柱、電線、看板、ガードレール等につきましても再現していません。
提供:鹿島建設株式会社