自らの強靭な意志

MBA

ビジネススクールと仕事の両立は強い意志が必要

会社を週2~5回18時に出て、1~2年間ビジネススクールに通い予習復習を夜中までし、朝起きて会社に行くのは精神的にも肉体的にも簡単ではありません。さらに土日も勉強です。これを超えることができるのは、ビジネススクールで学びMBAを取得したことで、その後のキャリアが広がると強く思える意志にかかっています。

会社と家族の理解を得られた場合、逃げ道はなく背水の陣を引くことができるのはいいのかもしれません。ただ、それにもかかわらず途中で挫折した時、会社や家族の落胆は明らかです。こうしたリスクをとりたくないのであれば、まずビジネススクールで学びMBAを取得することが本当に行いたいのか自らに問い、その気持ちが強いと結論付けた上で会社や家族の了解を取り付けるのがいいでしょう。

ガイドは、自ら研究をしたい気持ちも強かったですし、会社中の人が学校に行っていることを知っていたため背水の陣を引き続けていられたのも、意志を貫徹する支えになりました。

履修期間を延ばすという選択肢

多くの夜間ビジネススクールでは、履修期間を2年から3年に延ばしたり、休学を認める条件を緩和し休学しやすくすることで、夜間ビジネススクールと会社の両立を助ける努力をしています。実際、履修期間を延ばさず、かつ休学もしないで2年間で夜間MBAを終了した人は、両立にかなりの負担を感じています。

仕事と勉強が忙しくなると、1科目1科目の勉強に割ける時間が少なくなり、MBA取得だけが目的に入れ替わり、経営者になるための勉強がおざなりになることも多いようです。これでは、本末転倒。あくまでも、経営学の勉強が一通りできたという証としてMBAホルダーになりましょう。

早期にMBA取得をしたいという気持ちはわかりますが、会社、家族、そして内容をマスターするという観点からも、当初から履修期間を延長しやすい学校を選ぶのも得策かもしれません。

例えばグロービス経営大学院は最大5年間、名古屋商科大学MBAは4年など、比較的長い履修期間が認められています。

ビジネススクールの理解

社会人が夜間ビジネススクールに来るのが難しく、学校側はそのための対応を十分考えているはずであるとあなたは考えているかもしれません。例えば、遅刻を認める、テストを簡単にする、宿題を出さないなどです。

ただ、これは学校によって異なります。夜間ビジネススクールと会社の両立をあきらめた多くの人は、ビジネススクールの先生は社会人の現状をもっと知るべきであると強く主張しています。一方で、先生側は、内容に手加減を加えては、経営学修士号を与えるにふさわしくないと考え、全日制ビジネススクールと同じ内容で臨み、仕事との両立を一切考えない場合もあります。

正直なところ、どちらも正論だと考えます。解決方法としては、あなたの仕事が忙しい一方で、MBA取得を修業年限内にどうしても行いたいのであれば、社会人に理解の深いビジネススクールを目指すこと。あらかじめ行きたいビジネススクールの諸先輩と直接説明会などで仲良くなり、学校の社会人への理解について内輪話を聞き、ビジネススクール選択に反映させるのです。

最大のリスクは、転勤

転勤

転勤の辞令が出た場合どうするか

必死に学業と会社の両立をしている場合でも、MBA取得に大きく立ちはだかるのが転勤。いくら会社や上司がビジネススクールに行くことを確認し理解していても、会社の方針としてあなたに転職辞令を出すことがあります。

その場合、まず学校側に休学届を出すことです。学校によって差があり、長い時間待ってくれるところもあれば、1~2年程度までとなっている学校もあります。転勤が頻繁にある会社にあなたが勤めている場合であれば、あらかじめ休学を認める期間が長い学校を選んでおくべきでしょう。

ガイドの知人は、会社にあらかじめビジネススクールに通うことを伝え、会社も確認し理解していたにもかかわらず、海外転勤辞令がでました。会社を辞めてMBA取得を優先し、転職することも考えました。両方のメリット・デメリットを考え、泣く泣く途中でMBA取得をあきらめたのです。通っていた学校の休学期間が1年間と短かったのも響き、「3、4年あれば継続できる可能性もあったのに」と嘆いていました。

会社とビジネススクールの両立は決して簡単ではありません。しかしながら、両立したあかつきには、経営者としての判断力がつき、他業界を含めてのやる気のある人脈ができているため、あなたのキャリアの可能性は大きく広がります。ここで示した多くの壁を最初にしっかり考えて、本当に両立できると思った場合には、前に進んでいきましょう。


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