段数不足を補う方法
物件に備え付けられた下駄箱には、あらかじめ棚板が付属していて高さを自由に調節できるようになっています。ところがこの棚同士の間隔をギリギリに調節してみると、棚板が足りなくなることが殆どです。そんなときにはホームセンターで棚板代わりになる板をカットしてもらえばいいのですが、お店へ行き馴れていないと面倒でついそのままになりがち。そこで手軽な解決法として、靴を上下にセットできるグッズがおすすめです。これなら棚板の間隔はそのままで、収納量が2倍にアップします。
その日に履いた靴は、ひと晩くらいそのまま空気にあてて乾燥させてから翌朝しまうというのが、玄関の整頓と靴の寿命にとって良いタイミングです。それでも靴を下駄箱にしまっておくと、ムレて臭いが気になることもあります。天然の香りに近いデオドラント効果のある消臭剤や調湿剤を使うと、下駄箱の扉を開けたときに爽やかです。さらに扉を開け放して、下駄箱全体の空気を入れ換えることも忘れずに実行しましょう。
コンパクトに傘を収納する
傘立てを探していると、筒状の形で何本も差し込めるものをよく見かけますが、ひとり暮らしやふたり住まいでは大きすぎますし、場所をとられて玄関が益々狭くなってしまいます。そこで見つけたのが、コンパクトでデザイン性の高い傘立てです。小さいながらも重さがあって安定感がありますので、傘が倒れる心配もありません。雨降りの日には、玄関先に置いて濡れた傘を立て掛けてもいいでしょう。ただし、マンションでは通路の邪魔にならないように気を付けて。濡れた傘の対処法として、吸水性の高いレンガを床に置いて、そこに濡れた傘を立て掛けておくという手もあります。また、鉢植え用の小さな受け皿があれば、それでも充分です。水受けになるものを用意すれば、玄関先の水濡れ対策に役立ちます。
これで濡れている傘対策はできましたけれど、雨がやんでもそのままにするというのは、傘の寿命にとって良くないこと。傘を広げて陰干しをしてあげましょう。連日雨続きというときには、布で水気を拭き取って雨の止み間がくるまでをしのぎます。
玄関周りの整頓はこれで終了。次に玄関の脇にある洗濯機周りも改良しましょう。