還暦・長寿祝い/還暦・長寿祝い

長寿内祝いのマナー

還暦に始まり、その後続く長寿祝いはさほど稀ではない日常となりつつあります。当人やその家族は、長寿の内祝いにどのようなものを贈ったらよいか、のしの表書きはどうしたらよいか、説明します。

執筆者:冨田 いずみ

長寿内祝いを贈る時期と金額

若々しく還暦を迎えることも多い昨今、長寿内祝いのスタイルも多様化して来ました。当事者やその家族が祝宴を主催する場合は、当日の引き出物として内祝い品を渡します。欠席された方や招待できなかった方、また、そもそも宴を持たない場合は、誕生日当日後なるべく早めに、内祝いの品を託送などでお贈りします。長寿祝いをいただいていた場合は、この内祝いがお返しとなります。金額の目安としては、数千円から1万円くらいまでです。


長寿内祝いの表書き

上段にはお祝いの名称を入れてもよい。

上段はお祝いの名称を入れてもよい。

のし付きで、水引は、紅白の蝶結び(=花結び)が基本です。表書きは「内祝」また「還暦内祝い」「古希内祝い」「喜寿内祝い」などとし、ちょうど水引の結び目の中央の上書き真下に姓を書きます。

 

喜ばれる長寿内祝いとは?

かつては、各長寿のお祝いにはその名称にちなんだ文字を入れた金杯や銀杯、赤飯、紅白餅などを「内祝い」として親類縁者へ配りました。今でもしきたり通り、「祝」「寿」また祝いの名称、年齢、お名前を刻印や印刷して配る方もいます。ただ最近は贈られた側のことを配慮し、贈る記念の品物(たとえば食器や花器、写真立てなど)にはあえて文字は入れない人が増えています。それに添える色紙、和菓子やお煎餅に記念の文字を焼き入れるくらいの方が洒落ていて喜ばれます。


ガイドいちおし! 長寿内祝いの品

 
純米酒undefinedゆりundefined350mlundefined桐箱入り

ゆり 350ml 化粧箱入 2745円(税込)

純米酒 ゆり/ふく/さち(福光屋)
1625年(寛永二年)創業、金沢で最も長い歴史と伝統を誇る老舗酒蔵「福光屋」とフランスのグランシェフ、ドミニク・ブジェのコラボレーションで生まれたお酒。馥郁と香り立つような美しい装いの、純米大吟醸・芳醇原酒「ゆり」、山廃純米・濃醇辛口「ふく」、純米・完熟辛口「さち」の3種類。長寿の祝い酒として贈りたい逸品です。
【ネット注文可能】


 
還暦御祝箸(ことほぎや)
お箸

けずり箸(黒大/赤中)各2730円(税込) 松葉箸おき 735円(税込)

神戸の六甲に佇む瀟洒な、お箸のオーダーサロン「ことほぎや」。その名は寿ぐ・言祝ぐに由来し、贈るための箸を誂える他にはない優雅な箸専門店。お好みの色・柄・形・技法を選び、名入れまで可能、世界で唯一つのお箸を作っていただけます。長寿の内祝いにも様々な価格帯のものがオーダーできます。またオーダーではなく、リーズナブルな既製品をお探しの方はオリジナル 箸専門店「箸屋」へ。
【店頭もしくはメール・電話・FAX】
TEL&FAX:078-841-8403
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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