還暦・長寿祝い/還暦・長寿祝い

還暦とは?還暦祝いの時期、相場、おすすめ商品を紹介

還暦は第2の人生のスタート地点です。区切りとしてのお誕生日祝いを皆で盛りあげましょう。この記事では、還暦祝いの時期や、プレゼントの相場、おすすめ商品を紹介します。

中山 みゆき

執筆者:中山 みゆき

冠婚葬祭ガイド

還暦とは? 意味や由来を解説

十干(じっかん)と十二支(じゅうにし)を組み合わせたものが「干支(えと)」。別名十干十二支(じっかんじゅうにし)と言います。この十干「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10種類と十二支「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」を組み合わせるとぜんぶで60種類の干支、つまり六十支干となります。

還暦

華と言う字には十が六つ入っており甲は物の始まり、つまり「一」と言う意味から還暦のことを「華甲(かこう)」とも言われています


暦は60年でひと回りして最初の干支に戻ります。還暦とは最初の干支に戻る年をお祝いするもの。人生が一周して、又新しい人生のスタートに向けて、家族や身近な人がお祝いします。数え年61歳が還暦とされています。


還暦のお祝いのやり方

還暦祝いに特に決まりはありませんが、いつものお誕生日会よりも少し豪華にお祝いしてあげてほしいものです。ホテル、レストラン、料亭などで家族全員でおいしい食事、おしゃべりを楽しむお祝いの形はいかがでしょうか。写真撮影などのサービスもあるので、事前に調べておいてもよいでしょう。

幹事さんは家族や親戚の中で決めればよいでしょう。まず参加する人数を把握してから日程や場所を決めます。当日の簡単な流れや食事内容をお店の人と打ち合わせます。還暦祝いを機会に皆でにぎやかに楽しいひとときをを過ごせば、きっと素敵なお祝いになります。もちろん住み慣れた自宅や家族の家でゆっくり皆と会食して過ごすのもOKです。

現在では定年が伸び、60歳と言ってもまだまだ現役。職場の同僚や後輩が還暦祝いの会をする機会も多くなってきているようです。職場での還暦のお祝いの会は会社が主催となったもの、仲間内で本人以外の方たちが行う会費制などいろいろなケースがあります。

一般的な会食の流れは

開会→祝辞・乾杯→食事→花束やプレゼント贈呈→本人の挨拶→記念撮影→締めの言葉→閉会

となっています。ですが型にはまらず、自由な形で皆で集まり、お祝いしてあげても大丈夫です。


還暦のお祝いをする時期

特にいつすればいいとかは決まっていません。家族や友人、親戚が集まりやすい時期です。かつてはお正月に還暦祝いをしていたものです。だいたいお正月は親戚一同集まるのが習慣となっていますからグッドタイミングですね。ゴールデンウィークやお盆の時期もそういう意味でおススメです。

また、最も多いのが満60歳の誕生日。前後の休日などにずらせば友人や知人も招待しやすいでしょう。


還暦祝いのプレゼントの相場

祝う気持ちが一番。住む地域や立場によっては相場は違ってきます。

・両親へ→10,000円~100,000円程度。高額なのは兄弟で折半するケースもあります(1人だと10,000~50,000円)。
・親戚へ(叔父・叔母)→5,000円~20,000円
・祖父母へ→3,000円~10,000円
・職場→個人でする場合5,000~10,000円。部署など数人で一緒に送る場合は10,000~50,000円

■表書きは「賀華甲(かこうをがす)」
華と言う字には十が六つ入っており甲は物の始まり、つまり「一」と言う意味から六十一歳のこと。その他「祝還暦」「御還暦御祝」「還暦御祝」。

水引はのしを付け、紅白か金銀の蝶結びにしましょう。

■お返しはどうする?
原則としてお返しは不要ですが、お返しをする場合は記念の品をそれぞれのお祝いに応じたお返しをするのではなく一律に。その場合の表書きは「内祝」「寿」


還暦祝いにおすすめのプレゼント

60歳で60種類ある十干十二支がひとまわりして、61年目に自分の干支にもどることから「赤ちゃんに還る」と考えられ、赤にちなんだ品々を贈るのが一般的。この赤色には、魔よけや忌よけの意味があり、また身につけるものや身の回りのものを贈ると縁起がよいことから「赤い頭巾」「赤いちゃんちゃんこ」「赤い座布団」などが定番とされています。

この「赤」にちなんだものを贈るのが一般的。ですが、赤いセーター、ネクタイ、ベストなどはもらってもなかなか着用する勇気がいります。また赤い財布など小物類も好みがありますよね。いくら赤色が縁起がよくてもたんすの中に眠ってしまっていては悲しいものです。

還暦祝いでは「赤」にちなんだものを贈るのが一般的ですが、それにこだわりすぎる必要もないでしょう

還暦祝いでは「赤」にちなんだものを贈るのが一般的ですが、それにこだわりすぎる必要もないでしょう


身につけるものにこだわらず、定番の赤で決めるなら赤ワイン。赤いバラで決めるならフラワーアレンジメントやプリザートフラワーはいかがでしょうか。還暦祝いの席で写した記念写真を入れて飾るフォトフレームなども思い出として喜ばれます。またお酒好きな方にはワンランク上の日本酒や焼酎もおすすめです。またもらって嬉しかったお祝いとして、温泉や国内観光など旅行券があります。

スポーツジム通いの方には、トレーニングウェアやサプリメント。ちょっとおしゃれに還暦での香水デビュー。まだまだ新しい人生のスタート地点なんですから、贈ることで逆に趣味のきっかけをつくってあげるのもいいかもしれません。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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