動画デジカメを選ぶときのポイント

2012年現在、動画デジカメを購入する際に、まず見極めが必要になるのはどのような解像度を搭載しているかになります。ついで、どの程度のフレームレートで撮影できるか、最後にどのような規格で撮影できるかを気にしておきましょう。


まずは解像度を気にしよう

まず、気にしたいのは解像度。もちろん、解像度が高ければ高いほど精細な描写ができます。これは静止画と同じ理屈です。

かつては多くのデジタルカメラで動画の最大解像度はVGA(640x480ピクセル)のSD動画となっていました。しかし、現行のデジタルカメラではほとんどの機種で16:9のHD動画撮影が可能となっています。

単純に「HD動画」と書かれていた場合は1280x720ピクセルで、「フルHD」と書かれていた場合は1920x1080ピクセルでの撮影ができます。

1280x720のHD動画と、640x480のSD動画を比較すると面積比で3倍の解像度となります。フルHDの1920x1080とVGAを比較すると6.75倍。それだけ高精細な動画が撮影できるというわけです。

しかし、高解像度であるということはそれだけ容量が大きな、かつ高速なメモリーカードが必要になるということにもつながります。後述の動画規格によっても変化するのですが、フルHDでの動画撮影は2GBで10分前後の撮影しかできないことが多いのです。

撮影時間と容量を秤にかけて、時にはフルHD動画ではなくHD動画の1280x720ピクセルでの撮影も考慮に入れてもいいでしょう。


フレームレートはどのくらい?

もうひとつ、気にしておきたいのは『フレームレート』。秒間のコマ数のことで、この数字が大きいほうがなめらかな動画となります。廉価なデジタルカメラの中には動画撮影で15フレーム/秒(15fpsとも記述される)というものもありますが、このフレーム数ではややカクカクとした動きとなっていまいます。

おおよそ24fpsあたりから自然な動きとなります(ちなみにこの24fpsという数字は映画の秒間フレーム数)。
その他に30fps、60i、60pなどの表記がありますが基本的には数字が大きくなるほうが秒間のコマ数は大きくなり、なめらかな動画となると考えればいいでしょう。

またカシオのHIGH SPEED EXILIMシリーズのように最大で1000-1200フレーム秒で撮影できるものもありますが、これはスーパースローという特殊な撮影方法であって、一般的な動画撮影とは異なるジャンルのものと考えたほうがいいでしょう(ただし、ハマると異常なほどに面白いのですが)。


編集するか否かで規格にも目をやろう

最後に気にしたいのが動画の規格。どのような動画の規格で撮影するかは撮影時は関係ありませんが、編集時に大きな差が生じてくるのです。

たとえばHD動画で撮影できるAVCHD Liteという規格は2GBのメモリーカードに約30分ほど録画ができるという長時間録画に向いたものです。その一方でPCでの編集はやや不向きという特性があります。

その一方でMotion JPEGという規格で撮影できる機種もあるが、これはPCでの編集がしやすいという長所がある一方で、AVCHD Liteと同じ解像度では2GBで8分20秒の撮影しかできないという短所も抱えているというわけです。

ちなみに現行のデジタルカメラで最大画質となるのはAVCHD対応でのフルHD/60pでの撮影となりますが、これですと2GBで8~9分ていどしか撮影できません。さらにPCでの編集はちょっとした苦行です。

ただ、大幅な編集をしないかぎり、さほど気にする必要がない部分であるというのも確かなところ。ちょっとした日常を動画でクリップしたいという程度であれば、どのような規格であってもいいと考えます。

以上のチェックポイントを考慮して、ガイドのオススメ動画デジカメとして、ふたつの製品を挙げるとしましょう。