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家計簿挫折の原因、あなたではなく家計簿にあった(2ページ目)

来年の家計簿を選びたくなる季節ですね。ガイド山口が、書店、雑貨店、量販店に並ぶノートタイプの家計簿を全てチェク!そこでわかった驚きの調査結果をお伝えします。家計簿挫折の原因はあなたではなく、実は家計簿にあったのです。

山口 京子

執筆者:山口 京子

家計簿・家計管理ガイド

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初心者が困るポイント

◆収支の欄
多くの家計簿は、毎日の収支を書くように作られています。まず支出はわかりますが、『毎日の収入』と言う言葉がピンときません。「え?給料なんか毎日もらわないわ」とか、「懸賞で当てた商品券とか商品を書くの?」「実家の母からもらったお金を書くの?」と思っている人もいます。

実は、この収入の箇所は、"銀行口座から下ろしたお金"を書くようになっています。しかし今は、銀行口座でお金を下ろしてそのお金だけで家計をやりくりする人は少ないのが現状で、ますます混乱の原因になります。

◆収支が合わない
収支が合わないのは、電子マネーやクレジットカードで買い物したり、買い物をつけわすれたりしているケースが原因となっています。

しかし、会社の経理ではありませんから、大切なのは収支を合わせる事ではなく、何にいくら使っているかを把握すること。でも、このことを知らず、家計簿に書いてある事が出来ないとつけられない、と勘違いしてしまうケースが少なくありません。

◆費目がわからない
・スーパーで買った物の中に、食費以外の日用品、雑貨も入っているけど、これは分けて計算した方がいいの?
・パパが買った本は、おこづかい?教養娯楽費?
・パパがおこづかいから買った食費は?
・パパがおこづかいから出した外食費は?
・私のコスメは、ママこづかい?それとも日用品?
・お友達と一家でランチ。これは交際費?レジャー費?
・エアコンの買い換え、これは何費?
・お正月の帰省のお金は、交通費?特別費?

あげればきりがありませんが、費目に関してはこんな質問がよく出ます。家計簿に最初から費目が書かれている物は親切そうですが、くわしく分けられると、自分でレシートから拾って計算し直さなくてはいけないし、費目が書いていない物は、自分で仕分けのルールを作らなくてはならず、ここで悩んでしまうようです。

◆電子マネーとクレジットカード

電子マネーやクレジットカードで買い物をしたときの記帳が分からず、挫折する人もたくさんいます。

電子マネーの中には、プリペイド式や自動でチャージされるものなどがあります。そこで例えば「チャージしたときは、何費にするのか?」「自動でチャージされ、クレジットカード払いになっているPASMOのような電子マネーで買った自動販売機のジュースはどうなるのか?」といったことで悩んでしまい、嫌になってしまいます。

またクレジットカードで洋服を買ったときは、クレジットカードという費目を作るのか、被服費と書いておいていいのか、1か月の集計で被服費としてお金は減るけれど、実際に口座からお金が引き落とされるのは、翌月とか、2回払いとかボーナス払いになっていて・・・。

もうお手あげ!これで初心者はすごく悩んでしまうようです。

ここまで読んで、「やっぱり家計簿って面倒ね、や~~めた!」なんて思っているあなた!「家計簿は難解だから、来年はつけない!」と思っているあなた!

大丈夫です。
ちょっとした工夫さえあれば、1か月きっちりつけられるようになります。まずは、初心者ルールで家計簿をつけてみましょう。

さあ、来年こそ初心者ルールで家計簿をつけよう!
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