2011年(平成23年)4月から必修化スタート!
いよいよ公立小学校での英語活動がスタート
正式名称は「小学校外国語活動」。全国にある全ての公立小学校で英語活動が一斉にスタートします。今のところ、年間35時間の授業数を確保されているのは高学年のみです。5年生と6年生だけに外国語活動の時間があります。
しかしながら、平成4年から実験的に取り組まれてきた小学校での英語教育ですから、今の段階で、ほぼ全国の小学校で何かしらの形で外国語活動が行われています。学校によっては生活科の時間を充てて1年生から取り組んでいるところ、総合的な学習の時間を利用して、3年生から取り組んでいるところなど実に様々な形態で実践されています。時間数も各学校によって違いがあります。
年間35時間指導されるのは5年生と6年生だけ
2011年からいきなり35時間の外国語活動をするのは大変なことですので、実際は2年程前から徐々に実践されてきています。ちょうど英語ノートが配布されてから、取り組みをスタートしたという学校も多いようですね。よく考えると年間35時間ということは毎週1回外国語活動があるということですから、教材準備や英語環境作りで先生たちはますます忙しくなります。質の良い授業ができるかどうか……懸念もあります。
「英語ノート1」、「英語ノート2」という副読本がある
「英語ノート1」、「英語ノート2」というのは、教科書ではありませんが、具体的に活動内容が決めてある本です。それぞれの英語ノートに掲載されている指導内容は、レッスン1から9まであり、世界のあいさつ、動物、月、曜日、職業、家族、色、数、天気、行事などがトピックとして設定されています。一般的な英語の教科書のイメージとは少し異なりますね。
英語ノートは、国際理解教育をメインにしたトピック選択がされています。また、日本の国の素晴らしい文化を世界に発信できるような話題も豊富に取り入れてあります。英語に慣れ親しみながら、国際理解ができるような副読本です。この英語ノート、民主党の仕分け作業によって一時は廃刊になってしまう動きでしたが、世論の声も大きくなってきたため無料配布の継続が決まりました。
>> 誰が英語を教えるの?