MBA・ビジネススクール/MBAのプログラム

経営者としての知識を学ぶMBAプログラム(4ページ目)

MBA取得は、時間とお金がかかります。それを無駄にしないためにも、プログラムの内容を最初に知り、自らのキャリアにおいて必要があるかどうか考えておくことは有益です。MBAプログラムの全体像、必修科目である基礎科目の詳細、どのような方法論で学ぶかをみていきましょう。加えて、ケーススタディについてもお話します。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド


MBAの専門科目 2

シミュレーション

コンピューターシュミレーションを行うことで動的な戦略を学ぶことができる

コンピューター・シミュレーション
コンピューター・シミュレーションは、ビジネススクールで最近増えている方法論。家庭ゲームでのロール・プレイングゲームとは異なり、学生4~6人一組のグループごとに仮想企業となり、他チームと仮想市場の中で競争を行うものです。

事前に与えられた各企業の様々な情報分析を個人で行い、結果を持ち寄りグループで議論し戦略を決め、その結果をコンピューターに入力します。すると直ちにグループごとの競争結果、収益状況などが各グループに知らされます。そこで、各チームは再度戦略を作り直すことを繰り返すことで、動的にどのような戦略をたてることが有効かを学ぶことができます。

メリットは、競合相手がいる状況で、自らが立てた戦略が奏功するか否か、他の方法論ではできない動的に変化するフィードバック効果を利用した勉強ができるところが良いとされています。

グループ学習
ビジネススクールにおいてあなたが得ることができるのは優秀な仲間。バックグラウンドが異なる仲間4~8名と、ケーススタディなどを利用していろいろな問題を議論できるのは大きなメリットです。

多くのビジネススクールでは、最初の3ヵ月から6ヶ月の間のグループは、バックグラウンドの異なるメンバーからなるグループを事前に決められ、プログラムの効果を高めるようになっています。グループ学習をすると、ある問題に対して様々な視点があることにあなたは気づくでしょう。

いかがでしたか? MBAプログラムを実際に受けてみたくなったのではないでしょうか? これだけの内容を1~2年間勉強できるのは大きな財産になります。ガイドも、外資系企業で経営者になった際や、ベンチャーを起こすときに非常に役にたちました。大変ですが、後でその恩恵を受けることができます。
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