がんと知って心配なのは「死」や「再発・転移」
アフラックががん経験者と未経験者に対して実施した「がんに関する意識調査」によると、がん経験者にとってがんと知った時に最も心配なのは、「死」や「再発や転移」であることがわかりました。その一方で、未経験者にとってがんと聞いて最も心配なのは、「治療費(経済的負担)」や「家族」となっています。がん未経験者にとっては、お金や家族など自分の体の心配よりもまわりへの心配が先立つ傾向にありますが、実際にがんを経験した人にとっては、お金などの心配よりも自分の体の事をより意識しています。がんを経験していることで、生きたい(死への不安)という感情がより強く現れているのかもしれません。
また、がん経験者にとって治療中に心配なことは、「再発・転移(36.7%)」「家族(19.1%)」「治療費(15.5%)」の順となっています。治療中ということは助かる可能性があるをことを意味するでしょうから、この段階での死への不安はかなり減り、代わりに治療後の心配するようになります。
がん治療の費用は300万円を超えることも!
がんになる治療費などにいくら位かかるのか、誰でも経済的負担が気になるところです。がんに関する意識調査では、がん治療全般に関わる費用が、がん経験者にはいくら位だったか、未経験者にはいくら位だと思うか聞いています。がん経験者は50万円程度と100万円程度で7割近く占めているのに対し、未経験者は約半数が300万円程度またはそれ以上と答えています。どこまでを治療費用の範囲としているか人によって違う可能性はありますが、経験者と未経験者の回答にはかなりの差があります。未経験者にとってがんに対する不安がいかに大きいかの表れではないでしょうか。ただ、300万円程度やそれ以上かかった経験者も12%いることから、治療方法の違いや再発・転移の有無などによっては、治療費用が高額になることも事実と言えます。
がんへの備えで大事なのは?