ハイブリッドカー/ハイブリッドカー基礎知識

積極的で、クセがある? フィットHV試乗レポート(2ページ目)

発表前に1万台を超える予約注文を受けていたというフィット・ハイブリッドの試乗速報をお届けしたい。キーを捻ると普通のクルマと同じくエンジンが始動(プリウスはエンジン掛からない)。すぐスタンバイ状態になる。Dレンジをセレクトしてアクセル踏めば、当たり前ながら普通に走り出す。

国沢 光宏

執筆者:国沢 光宏

車ガイド


知っておきたい二つのクセ

フィットハイブリッド

特徴的なのがアイドルストップ機能。他のメーカーのアイドルストップが、停止してから3秒後にエンジンが止まるのに対し、フィットハイブリッドはアクセルを話した時点でエンジンへの燃料供給をカットする


アクセルを戻すと、瞬時にエンジンへ送る燃料をカットし消費量をゼロにする。ブレーキ踏めばエンジン停止状態のまま回生制動+油圧ブレーキを立ち上げ停車。日産やマツダのアイドルストップは停車してから3秒後にエンジン止まるが、フィット・ハイブリッドは停止したらエンジンも止まってるワケ。

発進時はブレーキから足を離すと同時にエンジン始動。アクセル踏めば走り出すといった具合。ただ停止~発進は若干のクセを伴う。まず停止。前述の通りブレーキ踏むと「回生+油圧」の両方が掛かる。ただ弱いブレーキの状態だと、ほとんどが回生。油圧はほぼゼロで減速していく。

フィットハイブリッド

急発進する際は、少し気になるショックを感じるはずだ。アイドルストップに加え、購入前にぜひともチェックしておきたい項目だ


そして停止する直前に回生は解除されるのだけれど、その際、ブレーキの抜け感がハッキリでてしまう。これ、インサイトも同じ(改良できなかったということです)。初めて乗ると「なんだ?」と驚くかもしれません。でも毎回出る症状なので、すぐ慣れる。試乗する機会があったら体感してみて欲しい。

また、急発進の際も違いに気付くはずだ。ブレーキペダルから足を離してすぐアクセル踏むと、エンジン掛かると同時にクラッチを繋ぎに行くため「どかん」というショックが出てしまう。これもインサイトから引き継いだ「クセ」。この二つ、購入時にはぜひとも試し、納得してから買いましょう。
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