バブル女には、女子力がある
太眉、ワンレン、ボディコンシャス。誤魔化しの効かないスタイルが流行っていた時代。いまだ、驚く程、スタイルの良い女性も
たしかに、女性誌の華々しいキャッチコピー、「40代になっても恋される女でいる」「コムスメに勝つ!」などは、すべてバブル世代が作ったものだし、ちまたのバブル世代の現役女への努力と執念。プチ整形など美容や結婚しても恋愛したという欲望には感嘆する。
そこが男性にとっては、“萌え”ポイントらしい。年をとっても、性的な女でありたいと切実に願うバブル女は、“エロ悲しい”。男性から見て優越感を与える存在なのだ。(例:青田典子、岡本夏生など!?)
また、意外と体育会系で頑張ることが大好き。飲みニケーション(仕事は、飲み会でコミュニケーションを深める)を経験した最後の世代。ゆえに、サービス精神旺盛でノリがいい。 公私ともに辛酸をなめ続けたせいか、どこかシニカルで個人主義的な氷河期世代よりも、女子力がはるかに高く、恋愛しやすいのは想像にやすい。
バブル世代は男尊女卑
これまでの日本は、確固たる男尊女卑の国だった。それも時代とともに少しづつ軟化して、現在では男女イーブンになった。でも、まだそれはあくまでも表面上のこと。意識下では、まだまだ男尊女卑(もしくはその願望)の思想が根付いている。男性にとって女性は、か弱い存在ではなく、対等な価値がある存在になってしまったからこそ、若い男女は恋愛がしにくくなっている。 20代ともなると、女性は、男女対等教育を受けているので、言葉や性格がきついから、同世代では、恋愛が成立しづらいのだ。
20代女と40男の恋愛もますます増えているけれど、甘い恋愛としては成立しても、結婚となると話は別。なぜなら、20代女性は、「男を立てる」なんて発想はないから。 そこで、バブル女の登場!
バブル女性は、こしきゆかしき「男尊女卑」を身に付けた最後の世代。前述のノリの良さに加えて、男性に従い、男性を立てることが身についている。 その上、男性の価値観の変化も変化した。以前は、男性にとって「結婚したい」=「子供が欲しい」という理由が圧倒的だったけれど。不安定な時代、疲労しきった男性たち(特に40代)は、「子供が欲しい」よりも「家政婦兼、寝る前の話し相手が欲しい」から「結婚したい」という人がだいぶ増えているという。ゆえに、40代女性もまったくもって射程圏内だし、そんな男の甘えやワガママを受け入れられるのは、バブル女性くらいなのだ。