ココがプロの技! その1 釘を使わない組み上げ式
座板と背板は、ほぞ穴に込み栓を打ち込んでしっかり固定
この椅子では木の接合部分に一切釘やビスを使用しません。脚に『ほぞ』と呼ばれる凸型を作り、座板に『ほぞ穴』と呼ばれる凹の部分を作っているのです。座板に差し込んだ脚にくさびを打ち込んで固定します。座板と背板の接合も、座面のほぞ穴にほぞの彫ってある背板を差し込み、込み栓で固定するのでガタつきません。
実は、このほぞを作るのが大変。日曜大工が得意な人でも、素人がやるとなかなかピッタリおさまるほぞができないのですが、そこはプロの技! 抜群の安定感に組み上げることができますよ。
子どもが大きくなったらディスプレイ用の椅子にしても素敵
この椅子のように釘を使わない組み上げ式のメリットは、第一に負荷がかかったときに木と木であれば互いの強度がほぼ等しいので大きな損傷を受けにくいこと。そして第二に削る等して修理ができるということです。だから子どもが使う椅子として安心してプレゼントできますし、長く使えるわけですね。
サイズ的には幼児用で、小学校低学年位まで座れる大きさです。椅子自体はまだまだ使えますから、子どもが大きくなったら鉢植えを置いたり小物を飾ったりするのもいいですね。