ブリティッシュ風インテリア空間の取り入れ方
ブリティッシュ風のインテリア空間とは
伝統の重みを感じるインテリア
端正で落ち着いた雰囲気のブリティッシュ風のインテリアスタイル(画像:川島織物セルコン)
良いものを長く丁寧に使っていくという価値観や生活を豊かに楽しむという気持ちが伝わるインテリアでもあります。洋風の生活スタイルが根底にあり、椅子での生活が中心となります。社会的な地位のあるお客様へのおもてなしにも十分に対応ができるクオリティの高い風格のあるスタイルです。
一般的に、クラッシックなインテリアを日本の住宅で実現するのは、家の作りの違い(例えば窓の形状や天井の高さ、部屋の広さなど)や実際のライフスタイルが違うので難しいこともあります。インテリアの特徴をうまく捉えて、ご自身の空間にエッセンスとして取り入れていくと上手くいきますよ。
重厚感はダークな色使いで
テーブルや窓枠などの造作材には濃い目のブラウン、床材には中くらいのブラウンを使って落ち着いた安定感のある空間になっています。壁やカーテンには明るめの色を配し、暗くなりすぎないよう工夫をしています。(画像:川島織物セルコン)
落ち着いた風格のあるスタイルなので、どっしりとした安定感のある色使いが好ましいでしょう。中~低明度の色が中心になるようにカラーコーディネートします。
渋いグリーンの壁紙で空間のアクセントに。画像はリリカラのモリスシリーズ(画像:リリカラ)
しかし、同時にこれらの色は暗くなる色のため、使う量には注意が必要です。家具やドアといった目につく部分に使うなど工夫をすると良いですよ。
渋い色合いのグリーン、ブルー、赤といった色が使われているのをよく見かけます。壁紙やカーテン、椅子の貼り地やカーペットなどに取り入れてみてはいかがでしょう。
また、高級感のでる金色もよく使われます。金色もピカピカしたものよりは、光沢が抑えられた金古味色が落ち着いた雰囲気に合います。
高級感&ナチュラルな素材を
クラッシックなインテリアは、各時代の王侯貴族など上流社会を反映したもの。そのため、本物志向の高級感のある素材使いが望ましいといえます。
木目の美しいマホガニーやウォールナット等を使った家具は代表的なものでしょう。高級な家具では、突き板合板と呼ばれる薄く木を剥いだ板がテーブルやカウンター面に使われています。他には石、ガラス、レンガ、金属、皮革など。ファブリックであれば、織目が密なジャガードやベルベット、古典的な文様の美しいカーペットなども良く合います。時代として、今のように化学製品がなかった時代ですから、プラスチックや明らかに化繊と分るものは避ける方が無難です。
木部はソロモンマホガニー、貼り地は皮革を使った高級感のある家具。マルニ 地中海ロイヤルシリーズ(画像:マルニ)
安定感&フォーマルなデザインを
暖炉や家具のしっかりとした直線のラインが安定感を感じさせます。(画像:川島織物セルコン)
また、王侯貴族のライフスタイルをイメージしているため、フォーマルでグレード感のある空間を目指しましょう。
カーテンは吊り元が見えないようにバランスをつけて。バランスもすっきり目で。(画像:川島織物セルコン)
いかがでしたか。
こんな落ち着いたブリティッシュ風なインテリアは音楽に浸りながらゆったりとティータイムを楽しむ感じです。絵画や花といった小物も重要なアイテム。心配りをすると更に豊かな気持ちになりますよ。
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川島織物セルコン
マルニ
リリカラ
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