膣カンジダについて
膣カンジダの詳細については、以前の記事でご紹介しておりますので、ここでは簡単に抜粋してご紹介します。最近増えている性感染症?カンジダ症?カンジダは、真菌(カビ)の一種で、膣や外陰、尿道、肛門などに常在している菌です。普段は、常在菌として特に問題がないのですが、体の抵抗力が落ちたり、薬の副作用でカンジダの菌が活発になりカンジダ感染の状態になります。また、性行為で感染する場合もあります。
そのため、カンジダは性感染症の一つに入りますが、他の性病と違って、性行為がなくても、体力の低下などの原因で発症したり、再発することがあります。また、性行為によりパートナーにうつる場合もあります。
カンジダの症状は、女性ですと外陰や膣の入り口付近にかゆみやほてるような症状になります。また、おりものも、白または薄黄色のカッテージチーズや糊状になり、人によっては膣膜に白くこびりついた状態になることもあります。
男性の場合は、尿道に菌がついても排尿や洗い流すことで、あまり感染することはありません。しかし、陰茎の包皮の部分や、洗い流さずに湿度の高い状態に放置すると、その部分にカンジダ感染症状が表れ、酷いかゆみと痛みがでることがあります。
医療機関でのカンジダの薬物治療
カンジダは真菌(カビの一種)ですので、真菌を殺す薬を用います。現在、医療用の薬として使われているのは、
・エンペシド腟錠(クロトリマゾール、先発品:バイエル)
・フロリード腟錠(硝酸ミコナゾール、先発品:持田製薬)
・アデスタン腟錠(イソコナゾール硝酸塩、先発品:バイエル)
・オキナゾール腟錠(硝酸オキシコナゾール、先発品:三菱田辺製薬)
といった薬が使われています。また、それぞれに対してクリームの薬(上記以外にもありますが)もあります。
上記の使い方は、医師の判断を仰いでください。一般的には、たとえばオキナゾール100mgですと、1日1回、6日間程度、膣に挿入して使います。(医師の判断や症状によって異なります。また、600mgの錠剤ですと使用タイミングが異なります)。
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