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獣医師・動物病院の選び方・かかり方(3ページ目)

ワクチンやフィラリア予防薬を始め、何かとお世話になるのが動物病院。長いおつきあいになるところですから、なるべくいい病院を見つけたいですよね。では、どんなところをポイントに選んだらいいのでしょうか。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド


どこを触られても大丈夫なように慣らしておく

病院ではたいていの犬が緊張するもの
病院ではたいていの犬が緊張するもの。社会化の段階で、体を触られること、そしていろんな人や環境にも慣らしておこう。
診察で、体のあちこちを触られることになります。唇をめくられただけでウ~、体を触られただけでウ~と唸っていては、診察も落ち着いてできません。不安や恐怖から咬むこともありますので、場合によっては口輪をはめられてしまうこともあります。もとより、診察が不安でしょうがないとなったら、犬自身にとってはそれこそストレスですよね。

子犬のうちから社会化の一環として、いろいろな物・環境と合わせて、いろいろな人にも慣れさせておきたいものです。加えて、体のどこを触られても嫌がらないように慣らしておきましょう。いろいろな治療をするうちに、どうしても病院が苦手となるのは仕方ないことなのですが、少なくともいろいろなことに慣れているということは、それだけストレスも少なくて済むということです。

動物病院に行く時の注意点

動物病院に行く時には、できれば一度電話して、どのような内容の診察を希望するのか、愛犬がどんな状態なのかなどを伝え、予約をして行くことをお勧めします。病院でも早めに準備をしていてもらえますから、そのぶん待ち時間もより少なくて済みます。

下痢をしていたり、嘔吐があったり、オシッコの様子がおかしい、中毒かも?と思われるような時には、ウンチやオシッコ、吐いたものを可能な限り持参するのがいいでしょう。その色や状態、検査などでいろいろわかることもあります。

診察するにはいろいろな情報が必要となります。伝える必要があると思われるものは、忘れないようにメモなどに書いて持参するといいと思います。たとえば歩き方がおかしいというような時には、メモの代わりに携帯の動画で撮影した歩き方を診てもらう方法もあります。診察結果を聞く際に覚えきれないこともありますから、何かメモができるようなものを持参するといいでしょう。

こうして何かで具合が悪くなった時など、愛犬日記をつくり、食欲やオシッコ、ウンチの様子、その日の出来事など毎日の様子をメモでもしておくと、それを振り返ることで診察の手助けになることがあるのでお勧めです。


いずれにしても健康管理という意味で、動物病院とはいいおつきあいができたらいいですね。どうぞ信頼できる病院を見つけてください。
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※ペットは、種類や体格(体重、サイズ、成長)などにより個体差があります。記事内容は全ての個体へ一様に当てはまるわけではありません。

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