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愛犬の写真を上手に撮る方法(2ページ目)

愛犬の写真、たくさん残しておきたいですよね。より綺麗な写真で残せたら最高! でも、なかなかうまく撮れない……。そんな方に愛犬の写真を上手に撮るポイントをお教えします。

大塚 良重

執筆者:大塚 良重

犬ガイド


ブレ防止機能を過信しない

写真撮影で多く聞かれる悩みの一つが、ピントが合っていない、写真がブレる、といった類いのものです。

「ブレ防止機能が付いているからと、安心してしまうことが多いんですよね。暗いシチュエーションであっても写るような気がしてしまう。被写体が動いていなければ15分の1秒くらいでも撮れるんですが、被写体が動いてしまうからブレてしまうんです。少し暗いなというシチュエーションでは、シャッタースピードが少し速く切れるように感度を上げるといいですよ」(平山さん)

なるほど。では、そもそもブレって?

「手ブレとピンボケの違いを説明しておきましょう。写真を見た時、全体がどこを見てもブレていたら、それは手ブレです。それに対してピンボケは、どこかにシャープな部分、つまりピントが合っているところがあるはずです。どちらかというと、手ブレであることの方が多いように思えます」(平山さん)

解決するには?

「脇を締めて、カメラをしっかり持つことでかなり解消されると思います。犬の動きに気をとられ過ぎてカメラがブレないようにも気をつけてくださいね。犬の場合、動きがありますから、ブレないように撮るにはスポーツモードを使用すればおおかた問題ないでしょう。これは露出の範囲の中で、比較的速くシャッターが切れるように設定してあるモードです」(平山さん)

天気と光を考えて

みなさんは写真を撮る時にお天気や光の強さなど気にしていますか?

「カメラにホワイトバランスというところがあると思いますが、これは太陽光や蛍光灯など異なる光の状況によって、白いものがちゃんと白く写るように補正する機能のことを言います。『晴れ』とか『曇り』『白熱』などのマークがあるでしょう。その光の状況によって使い分けるといいですね。人を撮る場合、晴れていても顔が影になっていたら晴れマークじゃなくて、曇りマーク。これは覚えておくといいですよ」(平山さん)

黒には黒、白には白

黒には同系色のものを
黒い犬を撮るには、似たような系統の色が周りにあった方が綺麗に撮れるそう。
黒い毛色の犬は撮りにくいものですよね~。

「黒い犬の場合、トーンが下がってしまうことが多いので、彩度を上げてやるといいですね。黒くつぶれて目が写らないことがありますが、その場合はストロボを発光することで解消できると思いますよ。それから、『黒い犬だから白っぽいものをバックにして撮って欲しい』と言われることが多いんですが、実は逆なんです。黒と白、対象的な色が混在していると、どちらかの色が飛んでしまうんです。黒には黒、白には白とまでは言いませんが、同じようなトーンの色が周りにあった方が実は綺麗に写るんです」(平山さん)
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