里親募集
子犬ばかりでなく、成犬を譲り受けるのも一つの選択肢。里親を待つ犬達は多いのだから。 |
- 保健所や動物愛護センターから入手
世間には、飼育放棄されたり、飼い主をなくした犬、新しい飼い主を待つ犬達がたくさんいます。環境省発表の2007度における犬の殺処分数は98,556頭。年々減ってきてはいるものの、まだ多くの犬達が寿命をまっとうできずに命を落としている現状です。保健所や動物愛護センター、そして一般の保護団体などには、引き取られた犬達が明日が見えないままに里親を待ち続けています。行政の収容施設に引き取られると、殺処分まではほんの数日の猶予しかありません。
子犬をブリーダーなどから入手するのもいいのですが、こうした犬達の存在も忘れないでください。そして、子犬からでなくても、成犬から迎えることも充分に可能なのです。みんな同じ「犬」。選択肢の一つとして考えてみてください。
各自治体の収容施設では、そうした犬達の譲渡会も行っています。そこから犬を譲り受けるには、ある程度の条件が必要なのですが、以下に東京都動物愛護相談センターの例を挙げてみましょう。
譲渡を受けるための条件
- 譲渡前に講習会を受講している人
- 東京在住で、成人であること
- 犬を飼うことを家族全員が賛成していること
- 最後まで責任をもって飼い続けることができる人
- 不妊去勢手術などの繁殖制限措置が確実にできる人
- 集合住宅や賃貸住宅に住んでいる場合は、ペットの飼育が許可されていること
各施設によって、譲渡条件には若干の違いがあります。興味がある方は、それぞれの施設に問い合わせてみてください。
- 一般の保護団体から入手
一般の保護団体から入手する場合には、それぞれの団体によって本当に飼えるのかどうか、ある程度のチェックがあり、飼うための条件についてのお話もあると思います。保護された子達は、多くがわけあり。それについてもきちんと話してくれるところがいいでしょう。いろいろな事情を受け止めてくれる人に飼い主になって頂きたいですね。