ブリーダー
欲しい犬種が決まっているのであれば、その犬種に詳しいブリーダーから入手するのも一つの方法。 |
広告やHPなどは、どんなジャンルのものでも一見よさげに書かれているもの。写真やHPの作り、誇大広告などに惑わされないよう実際に足を運び、自分の目で見て、話を聞き、そして判断することが何より肝要です。ブリーダーと言ってもピンからキリ。その犬種を愛し、真摯に繁殖に取り組んでいる人もいるかと思えば、まるで繁殖工場のごとき、犬を商売の種としか考えていないのでは?と思えるような人もいるからです。以下に、ポイントとなるところを記しておきますので、チェックしてみてください。
- 犬達の生活場所が清潔に保たれているか
犬舎が不衛生であったり、犬達が妙に汚れたままであったりするのは、病気予防に対する意識が低いと思われても仕方ないでしょう。
- 子犬ばかりでなく、母犬や高齢犬の世話も行き届いているか
悲しいことですが、子犬が産めなくなった母犬や、高齢となった犬の世話がぞんざいになっているようなブリーダーも中にはいます。こうした人は本来ブリーダーとは呼べないと思いますが。
- 犬に対する知識はもちろん、その犬種についての知識が豊富か
犬種によっては、より気をつけて世話をしたいようなこともありますので、そうしたアドバイスがきちんとできるか。こだわりのあるブリーダーですと、同じ犬種を長く愛するものです。が、ときに流行だからと扱う犬種をころころ替えるような人もいます。こうした人はあまりお勧めできません。
- マイナスの情報もきちんと話してくれるか
人間も犬も完璧なものは存在しません。長所もあれば、短所もあるもの。あまりにいいことしか話さないというのは、ガイドとしては少々信用を欠きます。その犬種の欠点や、遺伝性疾患などについても必要な情報はきちんと伝えてくれる人かは大事です。
- 子犬の社会化に取り組んでいるか
生後3週齢~生後3ヶ月くらいまでは、周囲の環境、人や他の動物などさまざまなものに対する適応能力を身につける、子犬にとって最も大切な社会化適期となります。この時期の育て方が、後の成長や性格形成に大きく影響しますので、社会化に真面目に取り組んでいるブリーダーがベストです。
- 後の相談に気軽に乗ってくれるか
特に初めての子犬育ては、わからないことや悩みもつきもの。そうした相談に、気軽に乗ってくれる人だとなおいいですね。
- 動物取扱業の登録を受けているか
2006年6月から、改正「動物の愛護及び管理に関する法律」により、ブリーダーは動物取扱業としての登録と、動物取扱責任者の配置が義務付けられています。