料理に大活躍のスプーンとは(2ページ目)

キッチンツールとして

ビンの中身がきれいにすくえます

お箸やヘラなど他の道具と一緒に、キッチンツール立てに放り込んでおいたのですが、その後、気がつけばこればかり使うようになりました。ペースト状のものをすくうのにとっても便利なんです。 マスタードとかコチジャンとか、ちょびっと入れたい調味料って結構ありますよね。 細くぺったりとした形なので、ビンの底の最後の部分までキレイにすくい取れるのもいいところ。 まるでヘラのような役目です。朝食のジャムもこれでいいかも。パンにのぺーっと塗れます。 また、粉ものを一さじ（ピリッとするような香辛料とか）というときには 小さい方のさじ部分が活躍。耳掻き一杯、なんていう表現にぴったりのサイズです。 　　　　　　　　　　　　

味見用、かき混ぜ用

たくさんの液体をすくうことはできないのですが、おなべの中の味見用として、ちょこっとだけすくえるのは意外と便利。スープやソースの味を確認するのはもちろん、煮込んだじゃがいもをつんつんつついて硬さ加減を見たり、少しだけ切り取って食べてみたり。 柄が長いので、なべに直接つっこんでも、あまり熱さを感じずに済みます。 小回りが利くというか、かゆいところに手が届くというか。 そしてかき混ぜ用としても万能。かたくり粉と水を混ぜてとろみを作るとか、卵をほぐすにもいいし、ゴマとハーブを混ぜてさらさら振り掛けるなど、どんなときにもとりあえず、このスプーンがあれば安心です。ヘラっぽい平たさながら、絶妙のカーヴがあるのがいいみたいですね。 ちなみに、お酒のマドラーとして使ってもいいのです。 混ぜながら、一緒にレモンをつぶしたりできるし。 急を要する化学・医療の現場で使われてきただけあります。 研ぎ澄まされたデザイン。長さ、大きさ、材質、どれをとってもまさに「さじ加減がいい」道具だと思うのです。 料理のあらゆる場面で頼りになる一本。無機質でなんでもないフォルムが、 用の美を思い起こさせるとさえ思います。

料理に活躍