第3位 笹塚
新宿から徒歩圏の下町は商店街の勢いが住みやすさの証

笹塚十号商店街
甲州街道を挟んで駅の向かいに位置する十号商店街。笹塚には7つもの商店街がある。
新宿から5分、いざとなれば歩いても帰れる距離にある街、笹塚も商店街やスーパーの多さ、活気では蒲田といい勝負です。ただし、蒲田の路地には飲食店や風俗店が軒を連ねていますが、こちら、笹塚では八百屋や魚屋、観音様が並びます。下町風ともいえるような、のどかさがあり、街に漂うお惣菜のおいしそうな匂いにほっとさせられます。外食オンリーなら蒲田が◎でしょうが、たまには自炊もという人なら笹塚が◎。プロが買いに来るような鮮魚店もありますから、料理自慢でも文句なし!です。

また、この街では意外にも書店が多く、笹塚図書館も駅のすぐ近くに。ダブルスクールしている人などには恵まれた環境といえそうです。

十号商店街
商店街を抜けるとすぐに住宅街。細い路地が多い。
気になる予算は18m2以下の狭めのワンルームマンションで5万円台後半~。20m2以上となると、6万円は最低ラインというところです。基本的にはマンションが中心で、古くから開発されてきた街だけに新築は希少。10分以上歩くと隣駅が利用できる場合もあり、遠くて安い物件という選択はありえません。また、隣駅幡ヶ谷も雰囲気、相場など、笹塚と共通したものがあり、この2駅を条件に探すと見つけやすいはずです。


第4位 八丁堀
都心のど真ん中では寝るだけの広さ、でも安い物件が増加中

八丁堀
東京駅から、日本橋から、銀座から徒歩圏というビジネスマン向きの立地が魅力。
都心なのに、賃料も分譲価格も意外に安めなのが中央区。中でも、ガイドが最近注目しているのは八丁堀周辺(東京メトロ日比谷線)。このエリアで20m2前後のワンルームマンションだと、相場は10万円前後というところですが、このエリアでは寝るだけに徹した、狭いけれど、安い物件があるのです。平米数でいえば、6~8m2程度。コンパクトなキッチンとバス・トイレも含めての面積ですから、布団を敷けば、もう、それで一杯。ただし、賃料は極端に安く5万円前後。実家が遠く、月に数回ビジネスホテルに泊まる、タクシーで帰宅するような人なら、その支払いで借りられる計算です。

もちろん、その場合は本当に寝るだけの場所。食事は別として、それ以外の生活の利便性は求めても無理ですが、それを割り切れば、費用と時間を節約できるセカンドハウス、自分専用のビジネスホテルとしておすすめです。また、築40~50年と古く、10m2前後で同じくらいの家賃の部屋もあり、利用方法によっては意外に安くつくエリアといえます。

隅田川テラス
入船、湊あたりに住めば、隅田川沿いが格好の散策コースに。
中央区では築地、新富町あたりでもシングル向き物件の新築が増えています。10万円~の予算があるなら、町名は入船、湊でも、物件名に銀座を冠した住まいが手に入ります。

また、面白いことに、改装可の超古物件が多いのも中央区の特徴。以前は町工場だった、豆腐店だったなど、変わった物件もありますから、時間をかけても探したい人はチャレンジしてみてください。


第5位 5万円トライアングル
家賃も生活費も押さえたい、それなら千代田・常磐線綾瀬、亀有、北綾瀬

亀有駅
亀有駅西口にはイトーヨーカ堂のほか、商店街や地元のイベントに利用される広場などが。
住まいよりも、他のことにお金をかけたい人にすすめたいのが千代田・常磐線の綾瀬、亀有、北綾瀬のトライアングルエリア。5万円前後で探せる16~18m2程度のワンルームアパートが豊富で、礼金・敷金などの初期費用不要で借りられる物件が多いのもポイント。とにかく、安くが最も実現できる地域なのです。


亀有ゆうろーどのお惣菜屋さん
ゆうろーど内の惣菜屋さん。その場で作ったできたておかずが安価で売られている。
加えて、物価の安さも特筆もの。亀有なら駅南口に延びるゆうろーど商店街では生鮮食料品から惣菜類などが揃い、1品100円~。ちなみにファンには有名な伊勢屋の両さんどら焼きは160円(小豆)、両さんサブレは5枚入り640円(いずれも税別)です。駅周辺以外でも、定食屋さん、お弁当屋さんにラーメン屋さんなど、安さ自慢は多く、生活費はかなり抑えられそうです。また、環七沿いには家電や酒、衣料品の量販店、ファミレスなどが並び、たいていのものは地元で手に入ります。

ただ、この地域では駅から遠い部屋が中心。歩いて15分以上も少なくありませんから、通勤に一分一秒も惜しいという人には不向きです。とはいえ、平坦な土地ですし、どの駅前にも自転車置き場が用意されていますから、駅までは自転車と割り切れば問題はありません。

同じく、5万円物件が見つけやすいのは都営新宿線沿線。一之江、瑞江、篠崎から歩いて15分以上エリアなら、確実にゲットできます。この地域では年に一度ですが、江戸川の花火大会が楽しめ、ちょっとトクした気分も味わえます。

さて、ご紹介した5つの街、地域は足回りも雰囲気もそれぞればらばら。もちろん、賃料も違います。どの街があなたにとってベストか、ぜひ、現地に足を運んでチェックしてみてください。

*2006年1月の記事に2015年2月に加筆、修正。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。