子どもを預ける場所にはいろいろな種類があります。まずはそれを、預かってくれる時間や、子どもの年齢などに応じて整理してみましょう(以下、主に東京都の例)

仕事と子育てを両立させるためなどに
長時間預ける

遠足風景
自治体によっては100人単位で、保育園に入れない子どもがいることも
この場合には
・施設に預ける
・個人に預ける

という2種類があります。

施設に預ける場合は年齢に応じて、
・保育園(生後57日以上のゼロ歳児~5歳児)
・幼稚園(3歳~5歳)
が代表的なもの。子どもの年齢が重なっていることを不審に思う人もいらっしゃるでしょうが、これは管轄省庁、目的が異なるためです。

まず、保育園(法律的には保育所が正しい)は厚生労働省の管轄下にあり、児童福祉法に基づき、保護者が保育できない乳児または幼児を保育するものとされています。これに対して、幼稚園は文部科学省の管轄で、学校教育法に基づくものとなっています。

ところが、働くお母さんの増加で、人気は保育園に集まっています。子どもが小さいうちから預けられるからです。そのため、保育園では入園待ちの子どもが出るようになっています。また、認可保育園では、保育の必要度に応じて入園が許可されるため、他に保育が必要な子どもが多ければ、入園できないことも。特に子どものいる世帯の多い郊外では、入園できない子どもが多くなっています。

そのため、認可を受けた保育園以外で、子どもを保育してくれる施設がいくつか登場しています。これらの保育園をまとめて認可外保育園と言いますが、その主なものを以下にまとめます。

・認証保育園
東京都独自の制度で、国の認可基準よりも緩やかな保育基準に基づくもの。これにはA型(0~5歳児が対象、規模は20人~120人)、B型(0~2歳児が対象で6人~29人)の2タイプがあります。園に直接申し込みができ、保育時間が長いなどが利用者にとってのメリットです。(具体的な違いについては『認証保育園とは何か』「幼稚園・保育園ガイド」)をごらんください。

・駅型保育園
厚生労働省のモデル事業で、駅前などの便利のいい場所に作るもの。通勤時に子どもを預けていける点が最大のメリットです。鉄道事業者が開設する例が多く、首都圏ではJR東日本東急電鉄、小田急などが手がけています。  

・事業所内保育園
職場に設けられる保育園。勤務先、あるいは勤務先周辺の企業が開設、他社の子どもも受け入れている場合でないと利用できません。

・ベビーホテル
個人が運営しており、24時間対応してくれるところも多いものの、料金、保育の質は施設次第です。

個人に預ける場合に利用できるのは保育ママと呼ばれる、家庭福祉員。これは保育士等の保育経験者が自宅で3歳未満の子どもを預かる制度です。また、個人ではないものの、保育園ほどの規模がない保育室(3歳未満対象)もあります。

病気、出産、親の都合などで
一時的に預ける

渋谷区の公園
街選びでは、子どもと遊べる場のチェックもお忘れなく
この場合にも、上記同様に、施設に預ける、個人に依頼するという2つの道があります。

まず、施設に預けるものとしては、

・一時保育(保育園)、ショートステイ(児童福祉施設など)
いつもは保育所に通っていない場合でも、保護者の病気や出産時、冠婚葬祭などの緊急時に子どもを預かってくれるシステム。保育園の場合は日中のみですが、児童福祉施設では短期間であれば宿泊も可能です。

・トワイライトステイ(児童福祉施設など)
残業などで保護者の帰宅が遅い場合に、17時から22時頃まで、子どもを預かり、夕食、入浴をさせてくれるもの。

・病児・病後児保育
子どもが病気のとき、病み上がりの時に預かってくれる。保育園や小児科などが行っていますが、数はかなり少ないのが現状。就学前の子どもが対象ですが、小学生を預かってくれる施設もあります。

個人に依頼するものとしては

・訪問型一時保育
緊急に一時、子どもの保育に手助けが必要になったときに、自宅に保育士等を派遣、自宅で面倒を見てもらう制度。連続して1週間程度の利用が可能。

・産後支援ヘルパー
出産後の育児、家事援助などを行ってくれる制度。退院後1カ月以内に10日間程度派遣してもらえるケースが多いようです。

・ファミリー・サポート・センター
最近注目を集めている、相互扶助システム。子どもを預けたい人、保育したい人を会員登録しておき、保育所の送迎や帰宅後の預かり保育などを会員宅で行います。

では、次ページで、サービスの有無、利用法などを調べる方法を見ていきましょう。