コミュニケーションは脳が活性化します
ちょっとした小旅行も、脳の活性化を期待できます。家に閉じこもりがちな人は要注意!
「息子が食事に連れて行ってくれたんです!」
90歳をまもなく迎える患者さんがうれしそうにニコニコと毎月報告してくれます。やはり、積極的に外出する人、友達が多い人、そして笑顔が素敵な人は物忘れとは無縁なようです。
このように他人から刺激を受けたり、逆に他人に気を使ってみたり、コミュニケーションを取るということは、脳へ刺激を与え、活性化させているということなのです。ですから、逆に日常生活を何も感動がなく、あたりまえに過ごし、なんでも面倒くさい、おしゃれもしたくない、といっていると脳の機能は退化していきます。
また、周りがなんでも手伝ってしまう恵まれた環境は、高齢者の認知機能に悪影響を及ぼすこともあります。「自分のことは自分でしてもらう」といった家庭内での環境作りも認知症予防には必要です。
趣味を持ちましょう
同じ趣味を持つ仲間たちがいるとコミュニケーションをとることが容易になり頭が活性化するだけではなく、ストレス解消にもつながり、人生に彩を添えます。とくに頭だけではなく、手を同時に使うことによって、脳細胞が活性化するといわれていますので積極的に身体を動かしましょう。- 創造的な趣味・・・絵画、楽器演奏、園芸、陶芸、生花、料理、俳句など
- 頭の体操・・・囲碁、将棋、麻雀、パズルなど
- 身体を使う趣味・・・カラオケ、社交ダンス、ゴルフ、ヨガ、散歩、旅行など
私たちの脳は無限の可能性を秘めています。使えば使うほど、脳は磨かれ、活性化していきます。
いつまでも、頭脳明晰でイキイキした生活をおくるためにも、出来る事から少しずつ始めてみませんか?