MBA・ビジネススクール/ビジネススクールの選び方

満足できるビジネススクール選びのポイント

目的・希望にあったビジネススクール(MBA)を選ぶ際に必要となるポイントは? 海外、国内全日制、国内夜間各ビジネススクールの特徴比較、情報源、情報分析方法についてお伝えします。

福原 正大

執筆者:福原 正大

MBA・海外留学ガイド

今回は、あなたの目的にあったビジネススクール(MBA)を選ぶポイントを説明いたします。海外、国内全日制、国内夜間各ビジネススクールの特徴を踏まえ、情報収集、重要ポイントの分析をしていくことが目的にあったビジネススクールを選ぶ上で有効です。

海外ビジネススクールの特徴

海外ビジネススクールでは、幅広い知識を得ることができるので、キャリア変更の可能性が広がります。国際性(語学の習得も含む)を養え、世界的に通用するキャリアが取得できることは大きいでしょう。外資系トップ企業では、国際性がある将来の幹部候補生を欲するため、MBAランキング上位学を卒業していることが採用の必須条件となる場合があります。

海外ビジネススクール卒業後のメリットは、世界的な人脈が手に入ること。ガイドの場合、転職した外資系企業の本社役員や重要取引先に同じ学校の卒業生が10名程度いて、会話も弾み、仕事を進める上でとてもプラスに働きました。

一方、デメリットとしては、高額の費用(学費、滞在費、渡航費など)がかかりますし、仕事を離れるためキャリアの中断となります。英語力の向上も含めて準備に長い時間がかかり、苦労したあげく卒業できない場合もあります。

国内全日制ビジネススクールの特徴

日本企業の経営について議論

授業では日本企業の経営についての議論もある

国内全日制ビジネススクールは、日本的経営を理解されている先生が多いため、日本人経営者として必要なジェネラリストとしての知識を得ることができます。日本語で受講できるので内容の深い理解が可能。海外ビジネススクールに比べると、費用が相対的に安くなります。

一方、デメリットとしては国際性は限定的にしか養えないことです。一定の留学生(アジアからが中心)が在籍し、英語で授業をしている学校もありますが、外資系企業での評価は国際性の観点からもう1つ。外資系企業を考えている方には、あまりおすすめできません。仕事を離れるためキャリアの中断となります。

国内夜間ビジネススクールの特徴

国内夜間ビジネススクールでは、仕事を辞める必要がないため、キャリアも継続し、給料をもらいながら学校に通うことができるので、かかる費用は限定的です。そして、実務畑の講師が多く、専門性を深めることができます。

一方、デメリットとしては、働きながらのため勉強に割ける時間が少なく、学ぶ内容が多いので、深い理解をすることが難しくなります。また、ほぼ日本人学生なので、国際性を養うことができません。
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