子供の英語教育/子供のための英語

4歳からはじめる英語(2ページ目)

バイリンガル育児をしたいけれど、母語(日本語)の育成を心配をされる親も多いようです。母語の確立された4歳になれば、安心して英語教室へ。ちょうど手もかからなくなる年齢ですから、自分で学んでいく姿勢を養うにもちょうどよいでしょう。

清水 万里子

執筆者:清水 万里子

子供英語ガイド

良い先生、悪い先生

いざ、スクールを決めるとき、「あそこの英語の先生は良いらしい。」「向こうの先生はあまり良くないらしいよ。」などと口コミ情報は主観的な意見の噂話が多いようです。でもよく考えてみてください。それぞれのスクール、英語教室には指導ポリシーがあって、それぞれ少しずつ異なります。例えば、あるスクールは英語絵本を中心にレッスン展開をしていたり、またあるスクールは英語劇(ドラマ手法)でレッスン展開をしています。プリスクールは自由遊びや外遊び中心のところ、また、クリエイティブ教育をしていたりと実に様々。親の教育方針と合致するスクールを選ぶことのほうが重要です。良い先生、悪い先生という判断基準ではなくて、教育方針で選びましょう。
 

日本人講師? ネイティブ講師?

発音のことを心配しているのなら、どちらの先生でも全く問題ありません。子どもたち自身が日本人の発音とネイティブの発音を聞き分けていますよ。異文化の香りのする先生でしたらネイティブ講師のほうがいいです。日本人講師は子どもの日本語のつぶやきも拾って対応してくれますから安心ですね。幼児、低中学年でしたら、私は日本人講師をおすすめします。高学年になって英会話をしたいと望むなら、ネイティブ講師をお勧めしますね。習う前に先生が真の英語教育者であることをしっかり確かめてください。教育者とそうでない人には教育に対する考え方に雲泥の差があります。
 

英語教室は4年生まで? それとも6年生まで?

5年生になると塾へ移ったという話はよく聞きます。それまでは英語教室で英語を習っていたのに、中学校入学が迫ってきたら急に塾へ行って中学校の英語教科書を学び始めるという感じです。今の社会では、子どもたちの大半がこのような形で英語を学んでいきますね。確かに英語教室では中学校の英語教科書は使いませんが、内容自体は中学教科書と似ています。ただ、指導アプローチが違うだけで、結構難しいこともやっていますね。ところが日本には「受験英語」というやっかいなものがありますから、受験英語を勝ち抜くための手段も必要。私の教え子の一人は受験英語を勝ち抜いたとき「こんなのはテクニックで解く。」と言っていました。受験英語には独特の攻略法があるようですよ。

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