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「自宅併用型賃貸住宅」とは・・

2009年8月31日の記事では、住宅ローンの危険性についてお伝えしました。無理に住宅ローンを組んでしまうと、もしもの時に危険を伴う可能性があるということでしたね。

浦田 健

執筆者:浦田 健

アパート・マンション経営ガイド

「自宅併用型賃貸住宅」とは・・
2009年8月31日の記事では、住宅ローンの危険性についてお伝えしました。
無理に住宅ローンを組んでしまうと、もしもの時に危険を伴う可能性があるということでしたね。

「じゃーどうすればいいの?」
「住宅は購入しない方がいいの?」
この様なご意見があるのではないでしょうか?

そこで今回は、住宅の新たな取得方法として注目されてきた、居住部分と賃貸部分が一つの建物に凝縮した「自宅併用型賃貸住宅」について、詳しくお伝えしていきますね。

★なぜ「自宅併用型賃貸住宅」を希望される方が増えてきたのか?


ニュースを見れば、不況・サブプライムローン・派遣社員・リストラ・自殺などの問題が飛び交っている世の中です。いつ何があるかわかりません。
先日、民主党が圧勝したのも、大勢の方が不安を抱いており、何かしらの変革を望んでいる現れなのではないでしょうか。

そんな不安な世の中のためか、一部を賃貸に出す事で、その家賃収入を住宅ローンの返済にまわせる「自宅併用型賃貸住宅」を希望されているお客様が非常に増えているのです。

ではなぜ増え始めたのか?

★知られてきた、住宅ローンの仕組み


自宅併用型賃貸住宅を建てる場合、居住用部分が50%以上あれば住宅ローンが組めるようになった事が、大きなターニングポイントだと思われます。

「え!50%以上居住スペースがあれば住宅ローンが組めるの?」
はいその通りです。
極端な話をすれば、条件さえ満たせば住宅ローンの低い金利で賃貸オーナーになる事が可能なのです。

通常賃貸アパートなど収益物件を購入する場合は事業資金になるため、融資審査も厳しいうえに自己資金も要求されますので、賃貸オーナーになるのは簡単ではありません。
しかし、住宅ローンであれば少ない自己資金でも購入することが可能であり、更に金利も安く魅力的なのです。

以前から50%以上居住スペースがあれば住宅ローンを組む事は可能でしたが、最近広く認知されてきた事で「自宅併用型賃貸住宅」希望者が急増しています。

★メリットはあるのか?


・たとえ一戸でも立派な大家となり、青色申告をする事で特別控除が受けられる。
・賃貸部分について減価償却でき、節税になる。
・ローン負担が少なくなるので家計のキャッシュフローが改善する。
・「自宅併用型賃貸住宅」なので買い手を住宅ローンで購入できる一般ユーザーに広げられる。

★ではデメリットは?


・賃貸部分が増える分、建築面積が大きくなるので借入総額が多くなる。
・空室リスクを考えなければいけない。
・入居者が事故・事件などを起こす可能性がある。
・他人と一緒に住むのが煩わしい。

デメリットをみれば「自宅併用型賃貸住宅」が万全だとは言えませんが、住宅を手に入れる一つの方法として検討する価値はあると思います。

また最近では、自宅併用型賃貸住宅も企画プランが出ていますし、戸建賃貸などの低価格住宅をつなげる事で、立派な自宅併用型賃貸住宅になります。
昔のように一からプランを考え設計していくなど、高額な費用を考えなければいけない時代は終わりました。
こんな時代だからこそ頭を柔軟にして、売買・賃貸・自宅併用型賃貸などいろいろな住生活の中から、あなたにとってベストな住み方をされる事をお勧めいたします。
※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。

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