寝室リフォームのセオリー1
健康に暮らしたいなら縄文時代に帰るべし
夜は闇の中で眠り、朝は光の中で目覚めるというメリハリが無いと、体内時計やホルモンバランスが狂ってしまい、目覚めが悪い、1日中だるいというような症状が起こるそうです。しかし現代人は、生活習慣の多様化で昼夜逆転の暮らしをしていたり、照明器具やパソコン、スマホなどの光の影響をうけたりでこのリズムが狂いがち。本来、太陽の光とともに目覚め、太陽が沈んで暗くなると眠る、照明器具の無い縄文時代のような暮らしが健康の秘訣です。
と言うわけで、寝室リフォームのプランを立てる際には、朝はスッキリ明るく、夜は暗く静かに眠れるような環境づくりを心がけましょう。まずは夜から。窓は雨戸やシャッター、遮光カーテンなどで、外からの光をシッカリ遮りましょう。寝室の照明器具はベッドに横になった時に、明るい光源が直接目に入ると、身体が朝と勘違いします。柔らかく暖かい色の光が広がる間接照明にしましょう。
寝室の照明は目に直接光が入らないような工夫を。柔らかい間接照明がお勧め(モデルハウスに学ぶリフォーム!オシャレな照明プランより)
ベッドで読書をしたい場合は、スポット型の照射範囲の狭い手元照明を使って。同じ部屋で寝ている相手の眠りを妨げないようにしましょう。また部屋内の全ての照明器具の点滅は、ベッドで寝たまま手元で行なえるようにリフォームしておくと便利です。
朝は太陽光の光で徐々に目覚めるのが理想的です。最近ではタイマーで自動的に開く電動シャッターがありますので、起きる時間にシャッターが開くように設定しておけば、朝日と共に気持ちよく起きられます。
寝室リフォームは窓まわりが肝になる
寝室リフォームの基本は、寝室内の環境をコントロールできるようにしておくこと。
西向きの寝室は、夏の西日を部屋に入れると夜遅くまで室温が下がらず、寝苦しい部屋になります。西日は部屋に入れないよう注意しましょう。
東向きの寝室にも注意が必要です。東側に窓があると、朝日が入る気持ちのいい部屋になりますが、夏は早朝から強い太陽光が射し込みます。この朝日の強さは西日に匹敵しますので、シッカリ遮光しておきましょう。寝室は方位に合わせたプランを考えることが大切です。
次のページでは、人生の三分の一が幸せであるためにしておきたいこと、インテリアづくりのコツ、タンスの角に小指をぶつけるワケなど、寝室リフォーム残りの2セオリーをご紹介します。