モデルハウスに学ぶリフォーム術、リニューアル第6弾は和室です。様々なプランのモデルハウスが並ぶ住宅展示場には、リフォームで使えるアイデアがいっぱい詰まっています。今回は、洋風の家に馴染みやすい現代的な和室、客間として使う新感覚の和室、ステンドグラスのようなモダンデザインの障子など、現代的でモダンな和室リフォームの技をご紹介します。

和室の壁の色を自由に楽しむリフォーム、視線は低く考えて

和室の壁と言うと、色はベージュか抹茶色を思い浮かべる人も多いのでは? 和室をイメージチェンジさせるリフォームをしたい時には、この壁の色にこだわってみましょう。朱色や墨色、黄系のうこん色などの和のカラーはもちろん、洋風のカラーもよく似合います。
紫色の微妙な色調の和室。ヨーロッパの色調をイメージしてコーディネートされている(住友林業)

紫色の微妙な色調の和室。ヨーロッパの色調をイメージしてコーディネートされている(住友林業)

上の写真は、洋風な作りの家の中にある和室の様子です。和室だけ浮いてしまわないよう、和洋折衷なイメージになっています。天井は正方形の板貼り、壁の色はヨーロッパで使われる色調を意識してコーディネートしているとのこと。微妙な紫色の壁が、和室にとてもよく似合っています。

窓際の板張りの床には、飾り物を置くもよし、寝転んでひなたぼっこするもよし、床の間と広縁をミックスしたような空間になっています。またこの写真でもそうですが、外を眺めるための窓は、和室では低い位置に取り付けるのが基本です。和室は椅子ではなく床に直接座りますので、窓の高さや飾りを置く位置など、全ての物を洋室より低い視線で考えていきましょう。
入口の床は黒いタイル張りに。ここは立って移動する場所なので、飾り物の位置が高い。奥には明るく優しい和室が広がる(住友林業)

入口の床は黒いタイル張りに。ここは立って移動する場所なので、飾り物の位置が高い。奥には明るく優しい和室が広がる(住友林業)

障子は部屋を暗くする? 引き分けにするリフォームで明るくなる

和室が暗く感じられる原因のひとつに障子があります。和紙を通して広がる光は、柔らかく部屋全体を照らしますが、引き違いの障子の場合は、開口面積の半分しか開かないので、明るくしたい時には物足りない感じがします。
引き分けの障子なので、開口部が全部開いて明るい(住友林業)

                                   引き分けの障子なので、開口部が全部開いて明るい(住友林業)

上の写真は、中庭に面した和室の掃き出し窓に、引き分けの障子を取り付けた様子です。これなら、障子をフルオープンできるので、暗い和室を明るくすることができます。また障子を取り外して代わりに和風のスクリーンを下げるリフォームも、部屋を明るくするのに効果があります。

次のページでは、カシュー塗りの朱色が美しい! 客間として使う和室、ステンドグラスのようなモダンデザインの障子など、モデルハウスに学ぶ現代的でモダンな和室リフォーム術をご紹介します。