和室の壁の色を自由に楽しむリフォーム、視線は低く考えて
和室の壁と言うと、色はベージュか抹茶色を思い浮かべる人も多いのでは? 和室をイメージチェンジさせるリフォームをしたい時には、この壁の色にこだわってみましょう。朱色や墨色、黄系のうこん色などの和のカラーはもちろん、洋風のカラーもよく似合います。紫色の微妙な色調の和室。ヨーロッパの色調をイメージしてコーディネートされている(住友林業)
窓際の板張りの床には、飾り物を置くもよし、寝転んでひなたぼっこするもよし、床の間と広縁をミックスしたような空間になっています。またこの写真でもそうですが、外を眺めるための窓は、和室では低い位置に取り付けるのが基本です。和室は椅子ではなく床に直接座りますので、窓の高さや飾りを置く位置など、全ての物を洋室より低い視線で考えていきましょう。
入口の床は黒いタイル張りに。ここは立って移動する場所なので、飾り物の位置が高い。奥には明るく優しい和室が広がる(住友林業)
障子は部屋を暗くする? 引き分けにするリフォームで明るくなる
和室が暗く感じられる原因のひとつに障子があります。和紙を通して広がる光は、柔らかく部屋全体を照らしますが、引き違いの障子の場合は、開口面積の半分しか開かないので、明るくしたい時には物足りない感じがします。引き分けの障子なので、開口部が全部開いて明るい(住友林業)
次のページでは、カシュー塗りの朱色が美しい! 客間として使う和室、ステンドグラスのようなモダンデザインの障子など、モデルハウスに学ぶ現代的でモダンな和室リフォーム術をご紹介します。