リビングリフォーム
家族が一か所に集まる間取りプランなら省エネ&絆も深まる
床座は座ったままゴロンとしたり背伸びをしたり心置きなくくつろげる。洋室用の堀ごたつもある(パナソニック)
家の中に茶の間的リビングがあれば、家族が一か所に集まりやすくなり、電灯や冷暖房に使うエネルギーを節約できるのはもちろんのこと、家族の絆も深まります。
しかし最近のリビングでの悩みは、生活や間取りの変化、個室の居心地がよすぎるなどの原因で、リビングに人が集まらないというものです。
そこで我が家のリビングを、家族が自然と集まってくる、居心地のいい茶の間リビングにリフォームしましょう! 人が集まるリビングにプランするコツは身体も心も安らげる空間にすることです。
リビングリフォーム
少し隙があるくらいでちょうどいい!茶の間プラン
最近は全ての床をフローリングにしている家も多く、仕事場でも家でも椅子に座って暮らしている人が多いことでしょう。和室はあるけれど普段は使っていない、納戸化してしまっている家も見かけます。畳の上での正座は辛いので、床座が苦手という人も増えています。しかし温泉旅館に行った時、畳の上で足を伸ばしてゴロっと横になって背伸びをした時、心からホッとするような気分になるという方も多いのではないでしょうか。また、冬場だけはリビングにコタツを出しておくという家も多いかと思います
収納付き畳ユニットなら手軽に茶の間リビングに変身。堀ごたつを組み合わせることもでき、マンションでも可能(パナソニック)
そこでちょっと一休みの時、家族みんなが自然と足が向く、床座でくつろぐことができる茶の間リビングへリフォームしましょう。床座はローテーブルを中心として、周辺の床の上に座椅子やクッション、ラグマットなどを敷いて座るスタイルです。テーブルと床が近いので床面がサイドテーブル代わりにもなります。
床暖房や堀ごたつの取り付けや、肌触りがよく柔らかい杉や桧、パインなど針葉樹系の無垢フローリング材を選ぶなど、床座の快適度を上げるリフォームの工夫もしておきましょう。フローリングの上に置くだけで、リビングの一部を畳スペースにしてくれる収納付き畳ユニットもあります。
床座リビングは正座をしてかしこまる必要はありません。思い切り足を伸ばしてゴロゴロできるようにしておきましょう。人が何となく足を向ける場所というのは、どこか懐かしい優しさを感じさせる空間です。完璧に作り込むより、少し隙があるくらいでちょうどいいのです。
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